
モバイルバッテリーに1万円を払いました。今回ヨドバシカメラで手に入れたのが、Owltechの「OWL-PBM10004J」というモバイルバッテリー。10000mAhで1万円もします。
高い。強気な値段設定だと思いますよね。しかし、準固体電池、MagSafe/Qi2対応、さらに電池の残量や寿命まで視覚的に丸わかりの「あんしんモニター」などといったロマンあふれる魅力のおかげで、僕はこのモバイルバッテリーをぜひ多くの人に買ってほしいと思ったわけです。
販路限定モデルで、公式直販やヨドバシカメラなどの限られたルートでしか流通しておらず手に取ってもらえるかなと思っていました。しかし最近、この商品がAmazonで破格の値段で入荷されているのを見つけたので、ぜひ多くの人にお手に取っていただきたいです。
自分が所有したこれまでのモバイルバッテリーの紹介

左から新しい順にこれまで使ったモバイルバッテリーを並べてみました。
まず、右にあるのがPowerAdd Pilot X7です。 おそらく2017年か2018年ごろ、ヘタリまくったiPhone 4Sをどうにか延命するために買った、20000mAhのモバイルバッテリーです。USB-A 2口・USB Micro-Bということで、なんとInput(蓄電)とOutput(放電)が分かれています。残りの2つは現在のモバイルバッテリーのほとんどすべてが同じUSB-CでInputもOutputも対応しているので、時代を感じますね。
もはやどこで買ったかも覚えていませんが、20000mAhで2,000円程度と、非常に安い値段設計でした。何より大容量で安い。けれど、重い。とにかく重い。

Khankaのケース込みで持ち歩くと、もはやモバイルバッテリーというよりiPhone用の布団です。スマホを充電するための道具なのに、スマホより明らかに存在感がある。片手で持つと、じわじわと手首に負担が来る。しかも左側には予備のUSB-A変換ケーブルやら何やらが入っていますし、右にあるスマホもずり落ちないように気を付けて持たないといけない、不便な仕様です。
2017年ごろでは当時このバッテリーがAmazonでも人気だったようですが、サクラレビューで規約違反があったかなんかでAmazonのストアが閉鎖されたり、本体に書いてあるQRコードから飛べるはずのホームページが消えていてサポート体制がなくなったりして信頼が失墜してしまいまして、処分しようにも「♻️Li-ion」マークがないため処分もできませんでした(販売店等に設置の回収ボックスでの回収は不可。2025年12月より私の住んでいる横浜市では分別の上回収が可能になった)。
しかしながらも、私はこのモバイルバッテリーに高校・大学時代を通して長らくお世話になっており、iPhone 4S, XR, 12 Pro自体を(電気的にのみならず物理的に)下支えしたモバイルバッテリーでした。
今となってはこれで7年間運用していたなんて信じられません。ケースも壊れたし、もう危なっかしくて使っていられませんので今はクローゼットのお荷物となっており、そのうち捨てたいと思っています。
一方で、真ん中にあるAnker Nano Power Bank 5000mAhは、現代的です。2025年夏に携帯をUSB-C搭載モデルであるiPhone 16 Proに切り替えた直後に買ったのですが、小さい、軽い、USB-Cで直挿しできる。軽い外出なら、これで十分なことも多いです。
また、YouTuberのドリキンさんや瀬戸弘司さんがMeta Questのバッテリー付きEliteストラップにこのAnkerのバッテリーを着けると重さが釣り合うと紹介していたのも購入の一因でしたが、そもそもVRにそんなにハマってなくて、Eliteストラップも買ってないということで、今や普通にiPhone用のモバイルバッテリーとして運用しています。

Ankerはまさに全世界で高い信頼を得ているモバイル充電のリーディングブランドとして知られていまして、これさえ買っておけば外れはないという製品をたくさん作っています。私も弟にAnker Storeで買った充電器をプレゼントしました。
ただ、私の旅行におけるモバイルバッテリーの運用になると話が変わります。写真を撮る。動画を撮る。地図を見る。移動中に調べものをする。そうすると5000mAhは、心の余裕まで満たしてくれる容量ではありませんでした。
20000mAhはいらない。でも5000mAhでは心細い。 そこで、10000mAhという容量が運用的にちょうどいいと思うわけです。それが今回のOwltechです。
3つのモバイルバッテリーの立ち位置を表で比較すると、こうなる
| 製品 | 容量 | 重さ・運用 | 自分にとっての役割 |
|---|---|---|---|
| PowerAdd Pilot X7 | 20000mAh | とにかく重い | iPhone 4S~12 Pro時代を支えた非常用電源 |
| Anker Nano Power Bank | 5000mAh (18Wh) | 軽量・直挿し | 普段使いの安心材料 |
| Owltech OWL-PBM10004J | 10000mAh (36Wh) | 約224g・MagSafe対応 | 旅行と日常の中間を埋める本命 |
モバイルバッテリーに抱いていた3つの懸念点
私は、前の二つのモバイルバッテリーを所有していた経験から、3つの懸念が生まれました。
1つ目は、安全性です。 モバイルバッテリーは便利な反面、中身が見えません。残量ランプが4つあっても、何回充放電したのか、どのくらい消耗しているのか、今どれくらいの電力で充電されているのかはわからない。さらに、PowerAdd Pilot X7のような今となっては信頼が失墜してしまった安かろう悪かろう的な製品になってくると、PSEマークこそあるもののリサイクルマークには対応していなかったり、サポートや品質がいい加減だったりするわけです。
もちろん、どんなバッテリーでも絶対安全ということはありません。ただ、今回紹介されるモバイルバッテリーに搭載されている準固体電池は電解質がゲル状で、公式サイトでも従来型より発火リスクを抑えやすい特性があると説明しています。私はこの「少しでも安心材料がほしい」という気持ちから、準固体電池のモバイルバッテリーを意識するようになりました。
2つ目は、持ち運びの快適さです。 PowerAdd Pilot X7は大容量でしたが、重くて大きい。反対にAnker Nano Power Bankは軽くて便利ですが、私のTORRASのストラップ付きケースではストラップ用の穴が出てくるので差込口に少し干渉しやすく、直挿し型ゆえに「すっぽ抜けないか」という不安がありました。できればMagSafeに対応していると安心感があると考えていたものです。
そして3つ目が、製品の均一性と中華サプライチェーンへの懸念です。
ヨドバシカメラのような大きな家電量販店に行くと、モバイルバッテリー売り場には無数のブランド、似たような形のガジェットが並んでいます。均質なブランドが並ぶ中でこのブランドとこのブランド何が違うかな、どうやって選べばいいかなって思っちゃうわけです。

それこそ今回購入したOwltechのバッテリーは、外装にこそ「日本品質 企画・設計・検証・製造管理 全て安心の日本品質」と日の丸まで書かれておりますけど、ふたを開けてみたら、箱や本体にはしっかりと「MADE IN CHINA」という文字があるわけです。オウルテックは中国深圳に現地法人を置いて現地のODM・OEMメーカーと協働して安く製品を生産しているということですから、おそらく深圳周辺で作っているものと思われます。
私も日本製品のふりをした中国製品には痛い目を見たことがあります。PowerAddもそうなんですが、ちょうど1年前に電動自転車を買って10日で売ったことがあったんですよね。

この記事は、日本ブランド・中華OEMメーカー製造の電動自転車のレビュー記事です。この自転車を売った理由は、タイヤ径の小ささやUXの悪さによって、自分が想定していた使い方ができないことに不満を覚えたことです。その原因として、中華OEM/ODM部品の個性が強すぎて、日本市場に十分にローカライズできていなかったことを主張し、品質や設計思想も期待と大きく異なっていることに不満を覚えました。むしろ中国基準の部品を無理やり日本の法規制に合わせて出力を調整したり、別のOEMクライアントで使った部品を流用した結果、品質の悪いOEM/ODMメーカーが権力握っとんちゃうかと思われてもおかしくないようなクオリティになってしまっているわけですよね。
特に僕がこのメーカーを怪訝に思うきっかけとなった爆音ホーンは横浜市郊外の静粛な住宅街に似合いません。まあLUUP(キックボードの方)のホーンもうるさいけど。特定小型原付は軽車両じゃなくて自動車と同じだからしょうがないですけどね。
こういった経験であったり、後は日本人として中国の国自体への不信感もありますから、中国製の電気ガジェットと聞くと「情報を抜き取られるんじゃないか」とか、「ウイルスを仕掛けられるんじゃないか」とか、どうしても過剰に不安になっちゃいますよね。衣類や布製品では情報を抜き取られるなんてないので品質が良ければ問題にはならないけど、特に電気ガジェットでは見えない分慎重に選択する必要があります。国の安全保障上の問題でもありますからね。
中国製であること自体を否定したいわけではありません。実際、いまの充電アクセサリー市場を支えているのは中国を中心とした巨大な製造網で、現在のモバイルガジェットでこれを回避することは現状ほぼ不可能に等しいことです。
中国企業の中にも、Ankerのように世界中にファンがつくメーカーもあれば、PowerAddやその後継会社/ブランドのように有象無象のメーカーの1つとして「安かろう悪かろう」というレッテルを貼られてしまうことがあります。なのでただ「Made in China」と書いてあっても、実体はどうなっているのか、玉石混交なところがあります。本当に消費者の立場からすると、製品ごとの設計思想や品質管理の違いが外から見えにくい。その見えにくさが、私にとってはモバイルバッテリー選びの不安でもありました。
だから、「Made in China」という文字列を見た際には、「中国製だから危険」と決めつけて買わなかったり、無条件に礼賛したりするのではなく、是々非々で考えていく必要があります。たとえば、PSEマークなどの認証を取っているか、AppleやCIO, Owltechの製品のように、設計や品質管理が日本の納得いくレベルで行われているか、しっかり見て購入する必要があるという訳です。しかし、私の中ではそれでも一部の会社の製品、特定の製品に関しては、まだ納得がいかない・信用ならないと思うものです。
そして最終的に行き着いた答えが、かなり感覚的ですが、ロマンです。それは、製品の品質や製造体制、安全性がしっかりしているのはもちろんのこと、それに加えて優れたデザインや機能が搭載されたガジェットとなると、思わず持ちたくなる。これによって中国製ということによるマイナス点を挽回・軽減し、所有欲を満たすことができるんですよね。
そんなロマンあふれる製品が、Owltechから出たのです。
Owltech、そしてOWL-PBM10004J との出会い
このモバイルバッテリーを知ったきっかけは二つあります。
まず、ガジェット系YouTuberの福井のカズさん(カズチャンネル)が動画で紹介していたということ。私も見ました。商品提供を頂いたらしいですね。

そして、今回購入したヨドバシカメラ横浜店の売り場で、Owltechとその関連会社であるMOTTERUの棚を見つけ、海老名市のメーカーとして堂々とアピールされている看板、そしてOWL-PBM10004Jそのものについての看板があったというところです。
「創業以来継承される『ものづくり』のこだわり」「オウルテックは海老名市にあるモバイルアクセサリーメーカーです」。この店内の看板により、Owltechというメーカーそのものに興味を持ちました。Owltechは、 神奈川県海老名市中新田に本社を置く、PCパーツやスマートフォンアクセサリーのメーカー。もともとDOS/VパーツやPCケースを扱ってきた会社で、今ではケーブル、充電器、モバイルバッテリー、カー用品まで幅広く手がけています。
本社は圏央道海老名北ICの近く、相模川沿い。最寄り駅で言えば社家駅と厚木駅(いわゆる偽厚木駅)の間あたり。同じ神奈川県、こんなに近くに力のあるガジェットメーカーの企業があったなんてという気持ちになりました。
ヨドバシ横浜の近くの売り場にはAnkerを含め棚を占拠している強いガジェットメーカーがあまたある中、しっかりと棚を複数占拠し存在感を示しているOwltech。ヨドバシカメラ横浜店でしかできないマーケティングにまんまと引っかかったわけです。

先ほどの写真にもOWL-PBM10004Jが写っていましたが、反対側にも同じOWL-PBM10004Jの売り場があり、そちら側にはその販促の看板があります。
「そのモバイルバッテリー、まだ使える? バッテリーの寿命が見えるから安心!」というキャッチコピーが見え、あんしんモニターの解説があります。こっちの棚ではAnkerやエレコムに囲まれていますが、オレンジ色のパッケージが存在感を放っております。しかも、実際にこのモバイルバッテリーのサンプルが置いており、充電を試すこともできます。10280円で売っております。
販路限定モデルなので販売場所に注意!
公式サイトを見る限り、「【販路限定】」という形でラインナップされているということで、この機種は販路を絞って販売されているようです。
2026年9月現在は、オウルテックダイレクト本店、ヨドバシカメラ(店舗またはオンライン)、ビックカメラ(店舗またはオンライン)、そしてふるなびなどの特定のふるさと納税サイト、この4ルートで売られていることが確認できました。いずれも10000mAhで販売されています。
私の推測では、準固体電池、マグネット式ワイヤレス充電、レザー調の外装、あんしんモニターといった付加価値を、単純な値引き競争に巻き込まれずに売りたい製品なのではないかと思います。私が軽く調べた感じこの製品は2026年7~8月あたりで発売されたと推測することができますが、早いうちにやすやすとAmazonなんかで出してしまうと価値が下がってしまうということなんじゃないんでしょうか。
…と思ったらAmazonで売られている!安売りしすぎて逆に心配…
10月に入り、記事を書いている途中で、Amazonと楽天でしか売られていないと言おうとしたところなんですが、まさかのAmazonで出品されているではありませんか。RufusやKeepaの情報によると、2026年9月中旬~下旬ごろに新しく入荷されたらしいです。

オウルテックダイレクトの10280円は、10000mAhのモバイルバッテリーとして見れば高価ですが、これは6980円、30%引きで買えてぶっちゃけ超破格です。やっぱり市井には僕みたいに気前よくモバイルバッテリーごときに万札をポンと出せる人はいないのかしら。
Amazonの熾烈な市場となると、この製品は上質さや付加価値で1万円を気前よく出してもらうことで確実に太客を集めるのではなく、「容量単価」・「安さ重視」という方向に振り切らないといけないという話になるんでしょうね。あと1ヶ月くらいためておいてもよかったと思うんですが、価格崩壊。オープン価格の極致。安すぎて心配になるオウルテックが帰ってきてしまったわけです。マジでどんだけ入荷しちまったんだよ。僕なんかこれ以上値下げしないでくれとまで思ってしまいますがね。やっぱり1万はプレミア価格だったんでしょうか。こんなに安かったら僕も2個目購入まで視野に入りますね。
開封・仕様確認

というわけで、私はヨドバシ横浜で1万円を出して買ってきました。栄一じゃなくて諭吉の方のお札を出したら受け取る際にレジの機械に諭吉が入らなくてレジ打ちの方がリーダー店員に確認を取って手動で受け取ってもらったことがいい思い出でしたね。
基本仕様と外観
今回購入したOwltech OWL-PBM10004Jの基本スペックについては、以下の通りです。2色展開ですが、今回はキャラメルブラウンにしました。
- 10000mAh (3.6Vで36Wh)
- 準固体電池
- USB-C対応(最大20W)
- MagSafe/Qi2対応(最大15W)
- あんしんモニター
- 付属品:USB-C to Cの短いケーブル、保証書(保証期間1.5年)
- 本体重量:約224g
合皮だが高級感あるような見た目ではじっこの金属部分もアンチグレアって感じで持ちやすそうでいいですね。開封時点で既に80%入っていたので、開封してからいきなり使えるのもいいところです。
あと、私はMagSafe・Qi2充電ガジェットを始めて持ったので、以前からあったiPhoneの充電アニメーションでも残量を確認できるのでしたが、そちらにも今更感動しましたね。では充電開始終了時アニメーションやウィジェットで残り電池残量を一目で知ることができます。しかし、モバイルバッテリー側の寿命を直感的に知れるのはOwltechの一部モデルだけ。
あんしんモニター
この製品のいちばんの魅力は、間違いなく「あんしんモニター」です。
モバイルバッテリーは、基本的に状態が見えません。 多くの製品では、LEDランプが4つ並んでいて、「たぶん半分くらい」「そろそろ充電しないと危ない」くらいしかわからない。

ところがOWL-PBM10004Jは、側面のボタンを押すと、赤い針がウィーンと動きます。
これがいい。 本当にいい。
デジタル機器なのに、わざわざアナログ的な針で残量を示す。まだ車の免許を持っていない私が言うのも変ですが、運転席にある速度計やガソリン残量計を眺めるのに近いものがあります。
針だけで雰囲気を出すのではなく、残量は数字でも表示されます。アナログとデジタルの両輪で、「80%ある」ことが一目でわかります。

あんしんモニターでは、残量だけでなく、充放電時の電力(W数)、充放電回数、バッテリー状態も確認できます。メーカー公表では、出力W数や残量、充放電回数をチェックできる機能として案内されています。
この充放電時の電力の時の画面について補足しておくと、そもそもこのあんしんモニターの表示は確認できただけで5パターンありまして、以下の通りです。蓄電時(モバイルバッテリー自体の充電時)には有線のところの枠が緑に光っているのが特徴的ですね。
- MagSafeと有線両方OUTの2台同時充電(=モバイルバッテリーにとっては放電)
- パススルー(有線INかつMagSafe OUTの表示)
- ワイヤレス使用時(放電のみ対応)
- ケーブル使用時(蓄電)
- ケーブル使用時(放電)
また、100%以上なのにさらに電源ケーブルにつないで充電しようとした際や、MagSafeとで同じ端末に接続して循環するリスクがある際には、電流が流れないようになっていることが確認でき、その情報があんしんモニターにしっかり反映されていることが分かり、ある程度安全機構が備わっていそうだということが分かります。詳細な画面遷移は取扱説明書をご覧ください。
モバイルバッテリーは、壊れていても見た目ではわかりにくい。劣化していても、残量ランプは普通に光る。 だからこそ、何回使ったのか、今どんな状態なのかを確認できること自体に価値があります。モバイルバッテリーという、従来は数個のライトでしか情報を知ることができないはずの道具の解像度を、何十倍にも引き上げてくれる機能なのです。
使用してみての感想
1. 外出時の安心材料
実際に使ってみて、まず感じたのは「10000mAhの余裕」です。
5000mAhでは、iPhone 16 Proを満充電まで持っていけるかどうかを常に気にしていました。私の経験上、仕事や半日の予定だったら何とか持つんですよね。しかし、1日がかりの旅行ではそうはいきません。

4月の北陸旅行では、小松空港でiPhoneもNano Power Bankも満充電の状態で飛行機を降りてから観光、撮影、地図検索までこなした結果、夜に福井のホテルへ着くころにはiPhoneのバッテリーもNano Power Bankのバッテリーもどちらも切れてしまいました。ホテルでの充電に時間を取られ、晩ごはんがコンビニ飯になったことをよく覚えています(あれは夜鳴きそばを食べようと思っていたため意図的な面がありましたが)。
他にも1日かけて宇都宮に餃子を食べに行って観光した時がありましたが、帰りの電車に乗るころには電池残量がほぼ0となってしまい、出場時にモバイルSuicaが使えないことを懸念して切符でJRの電車に乗ったのでした。
OWL-PBM10004Jは、こうした「夜まで持つかな」という不安をかなり減らしてくれそうです。
有線では最大20W、ワイヤレスでは最大15Wに対応しております。実測だと10Wともう少し遅くなったり、必要に応じて4W程度の低速充電になったりします。そうすることで、いつもフルスロットルで充電してバッテリーを痛めるのではなく、iPhoneを使いながらでも優しくじわじわと回復させられます。
しかも10000mAhではiPhoneを1.8回満充電できるので、一日中動き回って撮影し回っても心強い。実際のワイヤレス充電速度は端末の状態や温度、ケース、残量などに左右されますが、私の用途では“速すぎず遅すぎず、外出中の補給としてちょうどよい”と感じました。
2. MagSafe運用時の収まり

MagSafeで使ったときの手への収まりも、想像以上によかったです。
直挿し型のAnkerは軽くて便利ですが、ケースとの相性次第では外れやすい。一方でOWL-PBM10004Jは、iPhoneの背面に貼り付き、モバイルバッテリーごと抱えるように持てる。
iPhone 16 Proとケース、OWL-PBM10004Jを合わせると、それなりの重さにはなります。それでも、「端子だけで支えている」感じがないぶん、不安は少ないです。
レザー調の表面は、見た目のためだけではありません。グリップが効くので、つるつるした樹脂製バッテリーよりも、手の中で落ち着きます。
しかも、MagSafeでiPhoneと接している部分以外は数ミリの隙間がありますので、カードレベルに薄型を追求しているせいで外すのがひやひやしてしまうようなCIOやXiaomiなどの特定のモバイルバッテリーよりは取り外しやすく、充電されているのときと終わったのときでぱっと外せるのでメリハリを感じられますです。
PowerAddのように「右手が重くて結構負担」でもなく、Ankerのように「軽すぎてすっぽ抜けそう」でも、他社の薄型モバイルバッテリーのように「薄すぎて外すときに落ちそうで怖い」こともない。 この中間の安定感が、私にはちょうどよかったです。
3. 自宅ではQi2充電器代わりになる
さらに意外だったのが、自宅での使い方です。
サブデスクを導入してから、コンセントは机の奥、iPhoneを置く場所は手前、という微妙な距離が生まれました。充電ケーブルをいちいち引っ張り出すのが面倒なとき、OWL-PBM10004Jを手前に置いて、パススルー充電でワイヤレス充電台代わりに使っています。
「だったらQi2充電器を買えばいいじゃん」という話ではあります。 でも、充電器として固定されるより、必要なら外して持ち出せる方がいい。切り離せるなら切り離した方がいいじゃん。一人二役という訳です。このモバイルバッテリーは使用条件にもよりますが2000回の充放電に対応ということで、多少タフな使い方をしても、少なくとも3~4年は持ちそうです。
OWL-PBM10004Jはパススルー充電に対応しており、本体を充電しながらワイヤレスで機器を充電できます。パススルー時の出力は最大15Wです。
4. 弱点:カメラへの映り込み・重量・発熱・合皮の耐久性
もちろん、いくつか弱点もあります。
まず、iPhone 16 Proに装着したまま1倍カメラで撮影すると、状況によっては右側にモバイルバッテリーの影やボケが入り込みます。
薄型モデルではないので、これはある程度仕方がありません。 撮影するときだけ外す。有線接続に切り替える。あるいは、撮影重視の日はAnkerの直挿し型を使う。
私の場合、iPhoneは撮影していない時間の方が長いので、運用を分ければ大きな問題にはなりませんでした。
次に重さですね。約224gという重量は、決して軽量ではありません。iPhone 16 Proと組み合わせて長時間持てば、当然それなりに手は疲れます。ただ、MagSafe付きでiPhone背面に固定されるので、PowerAddのときよりは安定感はあります。
また、ワイヤレス充電中は本体も温かくなります。私の使用範囲では「熱くて持てない」というほどではなく、程よい暖かさの小型の湯たんぽを持っている感覚でした。ただし、発熱の感じ方は気温、ケース、充電状態、端末の負荷によって変わるため、夏場や高負荷時は注意して使いたいところです。
そしてもうひとつ、レザー調の合成皮革素材であるゆえの懸念があります。 いまは手に馴染み、見た目にも満足していますが、汗や雨、摩擦、経年変化によってどうなるかはまだわかりません。合皮はいつか傷みます。
ただ、バッテリーもまた消耗品です。合皮が先に傷むのか、バッテリーが先にヘタるのか。ある意味では、外装の変化も“もうひとつの寿命表示”になるのかもしれません。
まとめ

私は、このモバイルバッテリーを選んでよかったと思っています。
理由は、準固体電池という安心材料。 10000mAhという現実的な容量。 MagSafe対応による持ちやすさ。 パススルー充電による自宅での使いやすさ。 そして何より、残量・W数・充放電回数・状態を表示してくれる「あんしんモニター」です。
赤い針がウィーンと動く。 それだけなら、ただの演出かもしれません。 でも、モバイルバッテリーという普段は中身の見えない道具に、「今どうなっているか」を見せてくれる。その体験には、数字以上の価値があります。
世間では5000円を切るような、モノによっては2000円程度の格安のモバイルバッテリーが出ていますので、そんな安いモバイルバッテリーを探している人には向きません。 けれど、毎日持ち歩く道具に安全性、質感、使う楽しさを求める人には刺さるはずです。
この魅力をわかってもらいたくて記事にしましたが、今のところカズさんや一部の企業系メディア以外ブログなどであまりにも誰にも取り上げられてないのが残念です。
これまでは10000円を出して限られた流通口からしか手に入れられませんでしたが、Amazonでは、7000円という高機能準固体電池としては心配になるほど非常に挑戦的な価格でこの商品が販売されてしまっているわけです。
そのことにより、この製品自体がただ単にモバイルバッテリーにまでロマンを求めてしまう人のための製品というより、高機能モバイルバッテリーを確実に世の中に普及させる、多くに人に買い求めてもらって準固体で安全・高機能なモバイルバッテリーを当たり前の選択肢にするんだというOwltechの強い気概を感じました。
「充電を、もっと上質に。」 この言葉に少しでも惹かれたなら、OWL-PBM10004Jはかなり有力な選択肢になると思います。
※執筆後記:今回も私が開封時などに書き留めた内容を元にAIで下書きさせましたが、GPTがあまり思った通りに下書きを生成してくれない&販路限定モデルとヨドバシカメラの説明や中国サプライチェーンへの批判などに費やした情熱をGPTは全然読み取ってくれませんでして、このモバイルバッテリーの感動を伝えるのには私が書いた方が速いということになりました。なので、7割くらい人が書き直していて、むしろ遅くなってるんじゃないかとすら思ってしまっています。
さすがにガジェット紹介という誰でもブログ化しやすいジャンルで元スクリプトをもってしても、情熱のこもったAI下書き生成はきついのかな。GIF作成は初めての癖に意外と工数かからんかったけど画像のテロップ入れは結構工数かかったし。

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