JALで行くノープラン北陸旅!【#2 ― 加賀温泉巡りはUberライドシェアとバスを使いこなせ!】

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Bundrailです。前回の記事で、私は当日の思い付きでJALに乗って羽田空港から小松空港にやってきました。

小松空港からは、様々な方面のバスが出ています。まず、金沢・福井駅方面に高速バスが出ています。そして、小松駅方面に路線バスがあり、こちらは飛行機と接続していて便利です。小松駅へは、路線バスとは別に、北陸では珍しいレベル4の自動運転ができる自動運転実証実験バスが運行されています。さらに、加賀温泉駅方面にもコミュニティバス「CANBUS」が出ています。

そして駅の目の前にはタクシー乗り場、駐車場などが充実しており、小松空港の周辺にも石川県立航空プラザや、北前船や歌舞伎の勧進帳で有名な安宅関といった観光スポットがあったりするわけです。

CANBUSに乗って片山津温泉へ

そんななかで私が目を付けたのが、片山津温泉経由加賀温泉駅経由のバス「CANBUS」。結構車体がラッピングで派手ですね。このCANBUSの行き先を見て、そういえば加賀温泉郷っていくつかの温泉郷があったなあと思い出します。加賀市には加賀温泉郷を構成する片山津温泉、山代温泉、山中温泉といった温泉地が所狭しと並んでおり、公共交通でめぐるのが容易な地理になっております。小松市にある粟津温泉は加賀温泉郷に含める場合と含めない場合があるようです。

今回は、加賀温泉郷の片山津・山代・山中の3湯を1日で制覇することにしました。その旅程を、皆様にかいつまんでお知らせしようと思います。

CANBUSの運賃は500円、現金でしか支払えないので注意が必要です。片山津から小松空港へ直接行くのは一日5往復です。空席が目立ちますが、ガラ空きという訳でもなく、空港へ行く人や加賀温泉郷へ行く人の需要をうまく拾っているようです。

片山津温泉総湯前で下車したのは自分一人だけでした。総湯の建物自体は近代的な雰囲気。しかし、現代的な見た目に反してシャンプー・ボディソープは設置してないというスタイルになっとりますので、ここは遠慮しておきます。おそらく片山津温泉では旅館でのエンターテイメントが中心かと思われましてこれから行く山代・山中ほど街歩きが楽しいような感じではないのがデメリットです。まあ片山津でも普通に町歩きできますけど、加賀温泉郷の中では山中山代の存在感の方が大きいんですよね。実際に私もバスの車窓から旅館が取り壊されているのを見ました。

何も調べていませんが、とりあえず街をぶらぶらしていたら、砂走公園の足湯を見つけました。今後山代温泉や山中温泉にも入浴したいので片山津温泉でがっつり入浴したくなかったんですよね。ここで入浴。

一応海が近いんで海水や汽水みたいな泉質の温泉なんだろうという、知識からくる直感はありましたが、そんなの感覚としてわかるわけありません。そもそも想像はできても予備知識がないですからね。そんなことよりいかにして3湯を効率よく巡れるかの方で頭がいっぱいでした。

私個人としては、足湯なので泉質がどうだというよりも、とにかく熱くて足が湯に慣れるのに時間がかかった記憶です。なんでしょうね。ただ、さっき高度2万何千フィートを通ってきた足ですから、わずかな時間でも疲れが蓄積しており、またこれから歩くことになるであろう何kmもの旅路に耐えられるように今のうちに風呂に入って消耗するよりは力を蓄えるような風呂にしたいと思って、3分もせずにすぐに退散しました。

片山津温泉は、柴山潟という湖のほとりにあります。そんな中浮かぶのが浮御堂。しかし、なかなか現代的な足場の上に建設されています。白山の眺めがよい場所となっています。

あと、かつてこの湖には噴水があったようですが、能登地震で被災して使えなくなったようです。加賀市には観音様など、能登地震で被災して立ち入れなくなっているようなところがあります。行きにバス車窓から見た、片山津温泉一等地にあるのに廃業した温泉旅館ですら解体されるのに15年以上かかっているというのに、噴水が復活するのは何十年後になるんでしょうか。

昔からある温泉宿よりも大江戸温泉物語やアパホテルみたいな資本が目立っているってことはそういうことですよね。片山津温泉は加賀温泉郷の中では特に歴史も浅く、加賀温泉郷の中でも客集めが最も厳しい状況にあるんじゃないんでしょうか。かくいう私もあまり片山津にはいない予定でしたが。

こんな感じで、私は足湯と浮御堂だけで片山津は満足しました。片山津から次の目的地まではバスで移動しようと思いますが、バスが来るまでまあまあ時間があるんですよね。なので、お寺や神社にお参りしたり、がっつりお昼ご飯を食べるとバスに間に合わないような気がしたので、玄命庵の玄米から揚げを3個だけ食べたりして暇をつぶしました。

結局片山津に1時間ちょっとくらいいましたね。まあこれだけの時間があったらその気になれば入浴できると思います。

自然と歴史が趣深い、山中温泉

山中温泉のメインストリート、ゆげ街道

片山津温泉から北鉄バスを乗り継いでやってきたのが山中温泉です。このあたりの北鉄加賀バスは一部の例外を除きSuicaやICOCAは対応しておらず、現金とクレカタッチのみ対応とのことでした。

なお乗り継ぎの加賀温泉駅では観光案内所がありましたが、僕は案内を受けず、またチラシも取らず、現地を歩いて面白そうな商業施設などを見つけるスタイルです。

バスターミナルから南に少し歩いたところに、山中温泉総湯「菊の湯」があります。まず右側手前の建物が、男湯です。からくり時計と足湯の奥にあるの建物が、女湯と山中座・観光案内所が入っているところです。建物が分かれているんですよね。

山中座は山中節の歌と踊りが楽しめる立派な舞台で、ホールの外にも公演で使う楽器など展示があります。山中節は山中温泉に伝わる民謡なようですがどんな歌なのか、本当にこういうのは何も知らなかったので、また事前知識を入れてから来たいなあと感じました。

で、入浴したんですが、石鹸がなかったんですよね。だから浴槽に入ることは避けまして、残念ながらかけ湯止まりということになりました。年中鼻づまり人間だったので草津温泉ほど硫黄の香りはは分かりませんでした。そして烏の行水未満なので体が乾くのが非常に早かったです。

男湯の前に、飲泉できるスポットがあったのが驚きですね。温泉成分がしみ込んでるのに飲泉して大丈夫かとか思っちゃいますが、山中温泉では飲泉がの手段の一つとして認められているということなんですよね。私は遠慮しておきましたが、熱いらしいですね。

続いて訪れたのは、「山中温泉芭蕉の館」という施設。おくのほそ道の旅で、この地に滞在した松尾芭蕉にちなんで、明治時代の和風旅館を改装して博物館として営業しています。350円で入館できます。こういうところまでエアペイやステラターミナルが普及していて外からの旅行者にはありがたいですが、お店側が機械の操作に慣れていないことがあるので現金をある程度持っておくと安心です。特に1,000円札をばらで持っておくとよいと思います。

おくのほそ道というと宮城県の松島(旅行動機)、岩手県の平泉(兵どもが夢のあと)、山形県の山寺(閑さや)、最上川(大石田・酒田など、五月雨を集めて早し)といった東北のイメージが非常に強いです。でも、実際におくのほそ道でたどった道筋を見てみると、芭蕉は北陸4県の各地でも句を残しているんですよね。この山中温泉には9日間滞在しています。

建築が立派で、1階は加賀市や山中温泉・当館の歴史を中心に展示されており、日本庭園を眺めることができます。2階は松尾芭蕉に関する展示が主で、与謝蕪村が描いた奥の細道の屏風など様々な文献の展示があります。山中温泉においては、曾良が松尾芭蕉と別れるときに詠んだ句が有名です。

ただ時間が迫っているかつ前提知識があまりにもなかったので、素早く見学して、20分ほどで退出してしまいました。いつかおくのほそ道もちゃんと読んで、この辺りの展示もちゃんと理解できるようになりたいですね。

さいごに、自然散歩の時間です。ここはあやとり橋という面白い形をした橋で、橋から深い渓谷の下を見下ろしています。ここは鶴仙渓という渓谷で、渓谷沿いが遊歩道として整備されて歩けるようになっています。

下流の黒谷橋は山中温泉バスターミナルから寄り道して橋だけ見て立派な石造りであることが分かっているので、上流のこおろぎ橋に向かっていきましょう。

川底に降りてみました。橋からもちらっと見えた鶴仙渓川床という茶屋が営業されていますが、なんか写真で見たら石やパラソルの配置がAIみたいな風景ですね。ここで食事していると、時間もかかりますし虫も湧いて集中してスイーツを楽しむこともできないかと思いますので、引き続き川上に足を進めていきます。

いやあ、ほんの1km程度ですけど、いい運動ですね。旅行の際は自然よりも街中を歩くことが多いですが、きれいに整備されているとはいえ、こういう自然の中を歩くことによって、古代日本人の本能が取り戻されるかのような感覚が得られるので非常に重要なのではないのでしょうか。

普段からハイキング対応のコロンビアの靴を使っているので、特に滑ることもなく便利です(街での普段使いのシーンがほとんどなので、どちらかと言えば雨の時の防水性能を期待して使っていますが)。

と言いますのも、僕は運動のために、年に何回か近所の山をハイキングしたりすることがあります。この間は鎌倉の朝比奈切通をハイキングしました。そのときは雨上がりだったため非常に足元が滑りやすくぬかるんでいましたが、そんな場所でも転びにくい靴をいつも履いているわけです。

今回の山中温泉では、天候もよく地面がぬかるむこともなく非常に歩きやすい場所でした。ここまで深い谷底で、川から流れる水の勢いも一丁前な場所を通るということ自体、新鮮な体験でしたね。平地が多い神奈川県内ではこんな場所は少ないです。しかも鎌倉のハイキングと同様、ある程度の人とすれ違います。やっぱり加賀温泉の中で自然を味わうならココがおすすめです。

初めてのUberライドシェア!加賀市とUberが本気で地方の公共交通問題に取り組む

こちらの令和にかけられた木製のきれいな橋がこおろぎ橋です。

さて、こおろぎ橋からは残り1つの温泉地、山代温泉に向かいます。現在15時過ぎ。今いるこおろぎ橋からの次のバスは17時台までないということで、このように地方ではバスの本数が少なく効率的に移動をするのが難しい状況にあります。1時間に1本だったらまだマシですが、2時間以上来ないとなると頭を悩ませますよね。

加賀温泉駅にある看板。この看板自体がUber(加賀市版ライドシェア)の広告になっていると思われる。

ここで、私は人生初のUberに挑戦します。私は、タクシーアプリもUber Eatsも使ったことがないというのに、ライドシェアを利用できるのでしょうか。しかも、これから呼ぶのはタクシーではありません。「加賀市版ライドシェア」です。普通のUberではタクシーしか来ませんが、ここではなんと普通の自家用車が来るようです。

この「日本版ライドシェア」というのは限られたエリアでしかやっていなくて、首都圏では東京都区内および神奈川県でやっているとのことです。ただ、どうしても日本ではタクシー業界が発達して白タクの取り締まりも厳しくのタクシー業者の利益や安全性が優先される構造になっていまして、曜日と時間が大幅に制限されていたり(夜のこの時間だけ・曜日によって違うなど)、単なる「タクシー不足の解消」にとどまっている事例もあるようです。

他方、加賀市のライドシェアにおいては、自治体・事業者の管理下での運用ではあるものの、過疎地対策としてライドシェア型の移動サービスを積極的に導入していて、ライドシェアの稼働時間に関してもと毎日7時~23時(金土のみ26時まで)ということで、深夜以外いつでもやっており、他地域よりとても柔軟です。しかもドライバーはしっかり国指定の講習を受けています。エリアは加賀市全域と、小松市南西部(梯川以南)に限られます。ということは、小松空港・小松駅・粟津温泉は加賀市内になくて小松市南西部に該当するわけですけど、そこへの需要もしっかりキャッチしていて観光客にとっての利便性をもろに意識していることが感じ取れます。

これは制度としては便利で、他の市町村でも加賀市をロールモデルとして地方公共交通の一助としてどんどん取り入れてほしいですね。

そういうわけで、Uberは、海外ではタクシー・ライドシェアの配車をするメジャーな移動手段として欧米などで大きなシェアを獲得してますが、その体験(特にライドシェアの体験)がそのまま持ち込まれているのは、加賀市くらいなんじゃないんでしょうか。操作はいたってシンプルで、乗車地と降車地を選択して、マッチングするだけ。

値段は申し上げませんが、本来2400円とかそこら(タクシー料金の8割)なのがUberのクーポンで初回限定割引みたいなのでさらに大幅に格安になりました。今回はJALに貢いだ関係上、ならびに旅費を計算する必要上チップは渡しませんでしたが、次回からは格安で乗らずに、もし余裕があればチップを払うくらいの人間になれたらいいですね。そもそもUber自体使う機会が乏しいので、Uberでタクシーを使うところから始める必要があるようです。

そして、10分ほどして、やってきた車は、Uberのロゴと「加賀市版ライドシェア (一社)加賀市観光交流機構 有償運送車両」という張り紙を貼った自家用車でした。ほんとにライドシェアなんですね。ちょっと車体が派手なのでドアップとさせてください。もしかしたらこの写真からどなたか特定できるかもしれませんが…(何かお気づきの方はコメント欄でこっそり教えてください)。

乗務されていたのは30代くらいの若い男性で、接客も丁寧でした。おそらくは平日はお仕事があるものの休日に副業としてUberドライバーをやってらっしゃるのでしょう。もちろんUberへの手数料はある程度あるものの、タクシーが少ないおかげでうまいこと共存しているイメージです。

ただ、今回の乗車においてはずっと黙っているだけで会話はなかったです。独り言はつぶやきましたが、Uberの勝手がわからんっちゅうことで、ドライバーの方に安全運転していただくことを優先しました(←人見知りなだけだろ)。

今回、私がこのUberを知ったのは福井のカズさんが加賀市版ライドシェアで山中温泉を旅行しているのを見たからです。ぜひご覧いただきたいんですが、私は行きはとりあえずバスに乗ればなんとかなると思っているので、温泉地間のような需要が少ない移動をする際には非常に役立つと思います。

古からの典型的な北陸の温泉地、山代温泉

Uberのライドシェアの車は、15分くらいで山代温泉古総湯に到着しました。いま16時なので、これにて日が沈む前までに3つの温泉郷を制覇して本日の宿に向かうことができます。

山代温泉は2025年で開湯1300年ということで、このあたりの温泉はやはり軒並み歴史が古いですね。ただ、山代・山中は行基による開湯伝説を根拠としているので、奈良時代の修験道の山伏である泰澄が開いたと伝わるに比べれば信憑性は薄いと思いますが…誰が見つけたか分かりませんが、それに匹敵するくらい古くからあるということなんでしょう。

この建物は2009年に現在の建物として開業し、ステンドグラスを使い明治時代の雰囲気を平成に再現した温浴施設となっています。またこの古総湯を中心に湯の曲輪(ゆのがわ)と呼ばれる北陸の温泉地特有の街の構造をしているのが特徴。この湯の曲輪という構造は山中温泉などほかの温泉地においても見られますが、この山代温泉においては、古総湯の周辺を取り囲む車道が時計回り一方通行になっているのが特徴です。ラウンドアバウトみたいですけど、真ん中に古総湯の建物があり、そこに行くためにはどう頑張っても、安全確認の上横断歩道もない石畳の道路を渡らないとアクセスできないという形になっており、完全なラウンドアバウトとは言えないようです。

一方、古総湯のすぐ近くには足湯や総湯があります。今回は総湯に入りたいと思います。総湯の方が昭和の銭湯の趣を残しており、壁に九谷焼があしらわれててきれいな印象を受けます。

今回は片山津温泉のように足湯で済ませたり、山中温泉のようにかけ湯で済ませたりすることはなく、しっかりと入浴することができました。ただ、ホテルでも入浴予定なので、のぼせそうになると思い早めに切り上げました。

ただ、例のごとく石鹸はないので、番頭のおばさんに世話を焼かれたうえ、今回は携帯用シャンプーとボディーソープを購入して入浴しました。浴場に備え付けの石鹸が用意されるのは、とあるチェーンホテルのお風呂(後述)を待つことになります。

あと、タオルはいらない服を使うのがおすすめです。ホテルで服を捨てていけば帰りの荷物も減りますし、服を断捨離したい方には温泉巡りがおすすめだと思います。

湯上り後にはしっかり水分を取りましょう。カルピスウォーターの特大紙コップを飲み干した後、こんなものを試してみました。温泉たまごソフトクリーム、450円。

これがね、残念ながら私の口にはどうしても合わなかった。この温泉卵ソフトクリームというのはソフト(牛乳×氷)、抹茶、温泉卵、謎ソース(醤油×砂糖風味?)という幾種類もの味が掛け合わさっているんですよね。だから、一応食べられますけども、「うう、変な味だあ、単体だったらおいしいのにぃ、混ぜ合わせるとこんなにも違和感があるのかぁ」とか思いながらなんとか完食しました。おそらく原因はあの正体が分からなかった謎の茶色いソースです。あれの正体が分からなかったことがつらさを加速させました。申し訳ないけど、個人的には温泉卵アイスに関してはここ以外で食べたほうがおいしいでしょうね。

奥に映しているのは「山代八咫」という温泉むすめのキャラクターですね。先ほどの行基の開湯伝説に羽の傷を癒す八咫烏が登場していることに因んでいます。加賀温泉駅にも彼女の立ち看板がありましたね。なお、山中温泉にも「山中そらら」というキャラクターがおりますが、今回の旅では残念ながら見落としてしまいました。

山代温泉総湯のすぐ南側には薬王院温泉寺という寺院があり、写真のあいうえお表が書いてあったりします。平安時代後期にいた明覚という僧侶が五十音図を発明したことにちなんで、明覚上人ゆかりの温泉寺では五十音図発祥の地として町おこしを進めているそうであります。裏山があいうえおの杜という自然散策ルートになっていたり、服部神社が併設されていたりします。ちなみにこの裏山は総湯の裏山でもあります。

総括

Google Maps (2026) より改変

こちらの図を見てください。今回の移動ルートと泉質についてまとめたものです。全て無色透明の温泉であり、各温泉1~2時間ほどしか滞在しませんでしたので、ぶっちゃけ各温泉の泉質の差というのはあまり印象に残っていませんでしたが、こうして見てみると、含有物の比率が若干違うだけかと思ったら、pHなど結構違うものですね。触感や温まり方も玄人にとっては無視できない差異があるようで、温泉についてはまだまだ勉強不足です。一回目の訪問としては全部がっつり入らないというのもよいでしょう。

さて、このように特色の違う3湯をめぐってきたわけですが、問題はどこに泊まるかです。時間的に今から横浜に帰ることも不可能ではありませんが、日曜日夕方の飛行機なんて前日に取れるわけないわけですよ。そもそも月曜日はお休みなので、最初から北陸のどこかには泊まるつもりでやってきました。

温泉宿って高いじゃないですか。中には都心のホテルのように付近に1万円台以下で泊まれるリーズナブルな価格帯の温泉旅館・温泉付きホテルもあって、そちらの方が移動コストが低いですが、1万円を切るビジネスホテルには勝てないです。しかも部屋は洋室でミニマルながら、駅近でコスパよく温泉風情を味わえる。そんなあなたにおすすめなのが、ドーミーインです。ドーミーインではほとんど全館に天然温泉がついており、ビジネスホテルながら温泉に浸かって旅の疲れを癒すことができるということで、人気が高いです。私がそもそも以前からドーミーイン自体に泊まってみたかったということで、このように旅程に無理やりねじ込んでいるわけです。

泉質は単純アルカリ温泉で、温度も設備もちょうどよく非常に満足できました。ただシャワーで山代温泉で浴びた温泉成分は一旦剥がされますがね。宿泊の詳細は次の記事で。

芦原温泉駅に停車中の福井行き電車から1番線を望む。乗車中の車両はIR車のため、この瞬間が私にとってハピラインのショッキングピンクの車両との初対面となった。

なお、加賀温泉にはドーミーインはありませんので、最寄りのドーミーインがある福井駅まで移動しましょう。今はまだ17時半ですが、山代温泉から福井駅まではバスと、新幹線または第三セクター線を使うと1時間前後で行くことができるようです。これから乗るバスとの接続的に、第三セクター線を使うのが都合がいいようです。

それがIRいしかわ鉄道ハピラインふくいです。IR線は一区間のみの乗車となりますが、車両によっては福井駅までIR線の塗装をした電車が乗り入れてきます。これにより、北陸新幹線が敦賀まで伸びてから新しくできたこれらの2つの鉄道に初めて乗車することができました。そもそも僕は整備新幹線を置き換えた第三セクター鉄道に乗ること自体が初めてですね。

とはいいつつも、路線自体はかつて北陸本線の時代(2023年夏)に大阪からサンダーバードとしらさぎだけ乗って北陸は何も観光しなかったので楽しくなかったみたいな内容で記事にしましたが、あの時に一度乗ってはいるわけですよ。その時のブログ記事もありますので、是非ご覧ください。

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