JALで行くノープラン北陸旅!【#3 ― 初めてのドーミーイン/福井から横浜まで飛行機ってどうなの?】

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さて、加賀温泉から福井にやってきました。戦国時代にここが北ノ庄と呼ばれていた時から越前の中心地でして、駅前にも恐竜があったり、西武百貨店、居酒屋、ポーカー場といった夜のアミューズメント施設などがあってかなり都会の様相を呈しています。住むのには非常に適していそうですね。

本日のお宿はドーミーインPREMIUM福井となります。今回のブログは泊まって寝て横浜に帰るだけですので、テンポよく紹介していけたらなと思います。最後の方に福井~横浜間の経路比較もしてありますので、今後の旅行の参考にしていただければと思います。

ドーミーインPREMIUM福井に宿泊

私は、あまり旅行に行く機会がなく、これだけ旅行に行っているのに東横イン・アパホテルすら一度も泊まったことがありません。といいますのも、僕自身やはり泊りがけの旅行の機会が少ないのが大きいのかなと思います。ですので私は巷によく見かけるビジネスホテルに対してもあこがれがあり、今回は数あるビジネスホテルチェーンの中でも一番気になっていたドーミーインに初めて宿泊することになります。

ドーミーインは、多くの店舗において天然温泉・ウェルカムスイーツ・夜鳴きそば・湯上りサービスといった点を売りにしているビジネスホテルチェーンです。ドーミーインは金沢にもありますが、わざわざ福井にしようと思った理由の一つには、スーツさんがまさに今泊まっているドーミーインPREMIUM福井を紹介した動画を見たからです。ですから、詳しいことはスーツさんの動画を見てください。

今回は、スーツさんの体験とは違うところや私の感想について言及していこうかと思います。

まず、部屋についてですが、見事足羽川側の景色が見える高層階の部屋を引き当てることができました。6階なのでスーツさんが泊まられた8階ほど足羽川の水面なんかがはっきり見える訳じゃないですが、ビルの隙間からなんとか北陸新幹線を見ることができます。高さが低いものの景色は変わらないもんですね。ちなみに5階以下では前のビルにさえぎられて北陸新幹線を見ることはほぼ不可能だと思われます。

しかも、場合によっては市街地側の部屋が当たることもあり、その場合はあまり眺望が望めない可能性もあります。でも、運が良ければ福鉄の路面電車の線路なんかが見える部屋に当たるかもしれません。それでも何も見えない場合は、9階の露天風呂からも足羽川側の景色が見えるため、朝風呂や夜景で福井市郊外の景色を見てみるとよいでしょう。

天然温泉羽二重の湯の泉質はアルカリ性単純温泉。ごく一般的な温泉で、普通に気持ちいいですが、何よりこれまで入った加賀温泉郷の総湯とは違いシャンプー・リンス・ボディーソープ・ドライヤーといった浴用品がきちんと用意してあります。ドーミーインとしては当たり前の話ですが、これだけで加賀温泉よりも便利だと感じちゃいますよね。そりゃ石鹸類なんて携行していないビジネス客観光客向けですから、非常に現代的なサービスが提供されているというわけです。

さらに、男女で違うサウナの設備が充実していたり、洗濯機及び乾燥機が設置されていてその状況が部屋から確認できたりと大変便利です。私はどちらも利用しませんでした。湯上がりサービスの無料アイスと乳酸菌飲料を忘れないようにしましょう。

そして天然温泉と並ぶドーミーインの名物として、夜鳴きそばがあります。時系列的には食べてから温泉となります。

訪れた日ではのり・メンマ・ネギ以外になんと1/8にカットされた煮卵がトッピングされていました。ラッキー。しかもおかわり自由です。おかわりは新しいお皿を使う形式です。私は普通盛りを二杯たのみました。しっかりおなか一杯になっておいしいですね。二回目はホワイトペッパーや七味を用いて味変するとよいでしょう。

部屋に戻ってきまして、先ほど山代温泉で買ったお土産や福井のセブンイレブンで買った夜食、ウェルカムスイーツが並べてあります。素泊まりですので、これからこれらを食べるわけですが、奥のジュースが炭酸であることに気づかず買ってしまいました。僕は炭酸が苦手なので、炭酸を抜かせるように気を付けながら飲みました。

テレビは従来型のテレビで、スマートテレビではありません。福井という県は民放過疎地でして、地上波ではNHK以外に、日テレ系のFBC(福井放送)とフジテレビ系のFTB(福井テレビ)しかないという状況となっております。

ただ、23時にテレビをつけたらTBS系の番組である「情熱大陸」がリアルタイムでやっていたんですよね。でも福井にTBS系の局はないじゃないですか。これはAIに聞いたところ隣の石川県の北陸放送(TBS系)を地デジアンテナ経由かケーブルテレビ経由で受信している可能性が高いという話です。まさかのテレビ局を自県で持たないスタイル。神奈川じゃないんだからとか思っちゃいます。普段テレビなんて見ないのでこういうトリビアは勉強になりますよね。

あと、このドーミーイン福井の机の特徴として、スペースが広いがデスクが狭い印象。コンセントは非常に充実していて、一部屋8発あります。速度テストはしていませんが、有線LANやUSB-Aの差込口も一つありました。やはり泊まることに特化しているわけです。

ビジネスホテルとしては非常に質が高いが、あくまでもビジネスホテルということで休むことに注力させているような印象を受けます。少なくとも机が狭く、食べ物なんかを並べるとパソコンは置けなくなります。このようにパソコンやiPadを置くスペースはあまり考慮されていませんので、ワーケーションに便利という風には思えないものです(iPadとかならベッドや椅子の上に置くのが妥当とでもいうべきでしょうか)。その代わりに通路やベッドが広くなっているということなんでしょうね。

最後に、実は、ドーミーイン福井まで行く途中に、まさにドーミーインのすぐ近くに共立メンテナンス系列の 御宿 野乃福井 が見えたんですよね。こちらなんと2026年3月1日オープンとなっていて、楽天トラベルでも目立っていました。今回は2000円程度高いかつ普通の洋室の方がよかったため、断念しました。

御宿野乃は和風ビジネスホテルで、リーズナブルに和の上品さを味わうことができます。最大の特徴はないそうです。玄関で靴を脱ぐスタイル、畳張りながらサータ社製の洋風ベッドがあり、ホームページを見る限り外国人ウケしそうな感じの内装です。もちろんドーミーインならではの天然温泉とか夜鳴きそばといったサービスもあります。

正直本気でリフレッシュしたい場合は御宿野乃の方が快適だと思います。なのでいつか御宿野乃も泊まってみたいですね。あとはカプセルホテルタイプのドーミーインも気になっています。

福井から北陸新幹線と自動運転バスで小松空港へ

つるぎ4号富山行き 福井 8:52 → 小松 9:17

明くる朝。初めて北陸新幹線つるぎに乗って25分、小松駅にやってきました。北陸新幹線なのでJR東日本系の新幹線eチケットが使えて便利。自由席は割と空いていました。

そのまま北陸新幹線に乗っても横浜に帰れますが、今回はあくまでJALの旅。高くてもJALを利用する方が早いわけで、ここから小松空港に向かいます。

自動運転実証実験バス 小松駅 9:30 → 9:45(9:42)

小松から小松空港へは、路線バスを使って行くことができます。普通の北鉄バスで行ってもいいんですが、福井からは接続が悪く、時間に余裕をもってこの自動運転バスに乗るのが一番いいという話になりました。

この車両は、ティアフォー社が製造したMinibusという車両で、サイズ的にはコミュニティバスでよくある日野のポンチョに近いようなものがありますが、カメラがたくさんついています。このバスは現状、レベル2の自動運転をおこなっております。来年度(令和9年度)以降にレベル4の自動運転を実施する予定でいるようです。

そして、今まで乗ってきた北鉄バスの車両ではクレカタッチが使えますが、このバスにおいてはSuicaも使えるようになるみたいです(後払い)。大人310円。

安全ビデオの一部。右下のあたりの画面で、カメラの動作状況のモニタリング結果が出ている。

北陸におけるレベル4の自動運転としては、かつて2023年ごろから福井の永平寺のあたりでZEN driveというサービスがありまして、旧京福電鉄の廃線跡を使ってゴルフカートみたいな車両が日本初のレベル4の自動運転をしていました。私もこちらに関しては大学のころ自動運転を研究テーマにしていた人がいたためその事情は知っています。

ところが、そのあと諸々の事情があって2026年4月から永平寺の自動運転はサービス休止になったみたいです。そのため、将来的に小松市の空港連絡自動運転バスがレベル4に対応すると、北陸三県でレベル4の自動運転を最も気軽に体験できるのは永平寺ではなくこの小松駅~小松空港線といった形になるかもしれません。永平寺のやつは基本的に専用のBRTみたいな道路で他の車が一切いない状況下での実験ですが、小松市の自動運転バスは普通に公道を走っています。そうなれば空港連絡自動運転バスの方が上位互換ですね。

この小松市というのは都会でも田舎でもないちょうどいい良い栄え具合で、道も広く整備されていて走りやすい、自動運転の実験に最適な場所であるように感じます。しかも慶應SFCのやつ(鴨池急行SoKanKan)みたいに地面にマーカーはありません。ただ、制御状況を可視化するモニターがあったり、飛行機のように2分程度安全ビデオが流れたりしたのが面白かったです。

乗った感触としては、いたって普通のバスでした。一度停止位置を修正してたくらいで、極めて自然な走り心地でしたね。横断歩道や信号でもしっかり止まるように設計されています。ブレーキや動き出しにしても、全体的にあまり違和感がなく乗ることができるみたいです。

ただ、安全のため、ハンドル操作はしないものの運転手が乗務し、遠隔で走行状況をモニタリングしており、15名をオーバーして立ち席が出る場合などは手動運転で実施されるという万全の態勢を敷いています。これが数年後にはアメリカのWaymoみたいな形に進化していくんでしょうね(Waymoほど豪快な走りはしていませんでしたが)。自動運転の未来も遠くはありません。

車内はかなり混んでいました。10名ほどの乗車で座席はすべて埋まっていなかったもののそもそもキャリーケースを持った方が多く乗車していたので、車内の床面積がキャリーケースなんかによって結構占有されていたイメージです。

標識に注目すると「P」(駐車マーク)の下の補助標識に「路線バス・タクシー 自動運転実証実験バス 7-22」と書いてある。

バスに揺られること10分少々、小松空港に到着です。駐車可能な車両を示す補助標識のところに「路線バス・タクシー」と並んで「自動運転実証実験バス」と書いてあるのがこのバスの運行のために行政がしっかり協力している感があって面白いなあと思いました。ここから飛行機の搭乗開始まで1時間くらいありますが、バスの撮影や空港の探索などをしていました。

飛行機

チェックインを済ませ、3階に上がったら羽田からのJALの飛行機がちょうど着陸してきたところでした。これはJAL185便。昨日小松にやってきたときは私はまさにこの便に乗っていたわけですね。この便の折り返しが今回私が乗車する便となります。では、制限エリア内に入って、飛行機を乗っていきましょう。

小松空港(KMQ) 11:10 → 羽田空港(HND) 12:20

なんと機内はガラガラでしたね。といっても私の周りが空いていたので平均したら乗車率50%程度にはなりますが、私の席は3人掛けの窓側でしたが自分一人しかいなかったり、隣の人も向かいの3人掛けの通路側だけだったり、前の人は特別にカバンを空いているB席のシートベルトを使っておいてもらうことを認めてもらっていたりして、柔軟な対応ができております。ただあまり席が埋まっていないということで、なかなか北陸路線では競合が強くてJALも厳しそうだなということを感じました。

行きは山回りの直線的なルートを飛んでいましたが、帰りは南に旋回して愛知上空から太平洋に抜けて南から着陸するという経路を取るんですね。左手雲の間に富士山を見ながらコンソメスープを一杯。羽田空港はC滑走路に南から着陸したので、行きとは異なり着陸してから駐機場にすぐ到着することができます。行きとは異なりバスは2台で済みました。

うちのたまご羽田空港店の卵かけご飯定食

羽田空港T1はボーディングブリッジからだと出発の乗客と到着の乗客が混ざるので行きに探索した制限エリア内の食事施設で食べられるかなあと思ったんですが、残念ながらバスだったので制限エリア外に吐き出されてしまいました。

ということで前から気になっていた場所でお昼を食べようと思います。地下一階にある「うちのたまご」羽田空港店。結構手軽に食べられます。

羽田空港には改札外のフードコードや買い物施設などが結構充実していて、私も何度も下調べで行っています。個人的には特にT1の足湯カフェ&ボディケアLuckがおすすめです。

15分ほどで食べられたので、12:57の京急の電車に乗って横浜へ向かいました。横浜到着は13:26。福井駅から実に4時間半の旅となりました。

福井から横浜、結局どのルートがいいの?

福井~横浜間運賃+時間比較表(2026年4月現在)

福井駅から横浜駅までの移動ルート、所要時間、運賃を比較するためにこのような図を作ってみました。福井駅から横浜駅までの移動ルートとしては、上から小松空港経由・北陸新幹線経由・米原経由の大きく分けて3パターンのルートに分かれています。そして運賃・時間は6パターンを比較しています。

なお、運賃はきっぷ運賃適用となります。また、新幹線に関しては、新幹線eチケットやスマートEXといったチケットレスサービスを使うため、各区間ごとに計算していて、福井から横浜の乗車券を通算みたいなことはしていないということはご了承ください。ただし、福井~敦賀乗り換え~米原間は例外的に運賃計算を通算しています。なお、この値段は紙の切符で発券した場合で、e5489を使った場合はもう少し安くなることがあるようです(参考:北陸・関西チケットレス – JR西日本おでかけネット)。

このほかにも白地矢印で書いてある鈍行や地下鉄など些細な違いのルートや、矢印に書いていないしらさぎを名古屋まで乗り通す場合であったりとか、安く乗り換えなしで福井から名古屋や横浜まで直通で行ける高速バスといったルートがありますが、今回は除外します。

これを見てどう思うでしょうか。福井駅からいろいろな色の線が出ていますが、福井の人はいろいろな方法で首都圏に出れるのが非常に見ていて興味深いと感じました。

僕は今回、一番上の赤いルートを使いました。このルートはつるぎ号を小松で降りてJALに乗り換えるということで純粋な移動時間こそ短いものの、待ち時間が多く、お金もかかってしまうということで、あまりおすすめできないルートです。実際に私は小松空港で1時間20分以上待ちました。京福バスが運行する高速乗合バスに乗ったらちょうどいい時間に空港に着けたと思うんですが、満席になってしまうリスクがあり乗り遅れるのが怖かったので、今回は選択しませんでした。

しかも気圧の変化も激しいし、非常に楽しいけど私みたいに飛行機に乗り慣れていない体に負荷がかかるということで、このルートは、1カ月以上前の予約でスペシャルセイバーと呼ばれる格安料金を用いたら、羽田小松便だと最低10570円から乗ることができますが、その特割を使う場合か、わざわざ飛行機に乗りたい人以外はわざわざ選ばないんじゃないかと思います。

福井駅に到着する北陸新幹線

そんな中、チャートでひときわ輝くのが、真ん中の青い線です。こちらは北陸新幹線。「かがやき」一本で東京駅を経由するルートは、乗り換えの手間が少なく、費用(約16,500円)と時間(3時間30分)のバランスが非常に優れています。

実際に、私は8:52の新幹線に乗って13:26に横浜に着きましたが、かがやき508号と東海道線を使えば、9:39に福井を出て13:13に横浜に着くことができます。福井を40分以上遅く出発できるのに飛行機ルートよりも早く到着できるだなんて。北陸新幹線の大勝ちじゃないですか。

結局、時間・料金・快適さの面で北陸新幹線かがやきが最も便利です。乗っていればすぐ着くって、これほど便利なことはないじゃないですか。私も小さいころから(=親にとっては子連れで)新横浜から広島県方面の田舎に帰省していますが、必ず新幹線を使います。横浜から福山・広島って横浜から福井と同じく新幹線で3時間半くらいかかるんですよね。乗ってしまえばすぐ着くので、羽田空港での移動/待ち時間や座席への拘束ストレスを減らすことができ、しかも気圧で気持ち悪くなることはないわけです。わざわざ親が新幹線を選択していた理由が分かりました。飛行機への興味も捨ててはないですが、次は新幹線で北陸に行きたいですね。

なお他にも、米原ルートという選択肢があります。新幹線つるぎから特急しらさぎに乗り換えるのが一般的ですが、ハピラインふくいを使えばさらに安くいくことができます。かつては特急しらさぎで一本で行くことができましたが、米原回りのルートは特急でも各停でも敦賀での乗り継ぎが悪く、2023年に敦賀まで新幹線が来てしまってからは北陸新幹線の負の側面がよく現れたルートという状態となってしまっております。

ちなみに、敦賀~米原の北陸本線はしらさぎではなく普通列車で行くこともできなくはないですが、日中新快速は湖西線方面に行ってしまうので乗り換える必要があります。しかも近江塩津駅での接続が良くなく(30分くらい待つことが多い)直通で長浜か米原まで行ける普通列車がある一部の時間帯以外は素直に特急に乗った方が便利かと思います(なので白地矢印にしています)。

そういうわけで、私としては当初JALでどこかに行くつもりだったのが、スカイメイトが使えなかった代わりに、私の飛行機への耐性も明らかになりました。新幹線開業に北陸と福井の移動の変化というのを肌で感じ取ることができましたし、観光することにより北陸の地理に加え温泉巡り・ドーミーイン・Uber・自動運転といろいろ学びが多く、たかが1泊2日と思っていましたが想像以上に濃密な旅をすることができたというのは良かったと思います。北陸じゃないにしろ、今後は別の場所で普通にJALなどの飛行機を使ってみたいと思います。

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