名古屋から横浜まで行くための最安値は青春18きっぷを使うことで、2410円だそうです。私は13時16分に名古屋を出る新快速に乗れば、6時間後くらいに横浜市内に入ることができると思って、青春18きっぷを買いました。しかし、この選択が後悔を招くことがあります。
2022夏休み企画サイトマップ
きしめんうまい
1番線から6番線のホームは混んでいましたが、7、8番線に来たらあんまり誰もいなかったのでそこで食べることに。
夏なので、冷やしおろしかき揚げきしめんみたいなのを食しました。なんか放蕩みたいな麺ですよね。まあクオリティはやはりファストフードのそれですが、食べやすくすっきりできて、とてもいいと思います。お盆はどこの店も行列なので、早く食べるならあれが手っ取り早いんですね。
1時間遅れビーム
結論から言うと、13時16分の列車に乗り遅れました。
きしめんを堪能していた私は、16分の発車時刻が迫っていることを感じ、7番線にやってきた315系の椅子にお尻だけつけて乗ったことにし、ドアの閉まる気配を感じて電車に駆け入ろうとしました。
もう少し頑張れば乗れたのでしょうが、車内は満員電車に見え、そこに駆け込み乗車することがためらわれたので、立ち尽くしただドアが閉まるのを眺めるだけでした。
こんなことになるんだったら素直にのぞみで新横浜行けばよかったと思う始末ですが、後悔先に立たずです。頑張って鈍行乗りましょう。
まあ1時間くらい大したことないので、きしめん食べた時に最悪乗り遅れてもいいかとは思ってはいたものの、実際にドアが閉まって行ってしまう様子を目撃してしまうと、失望感に苛まれるものです。
乗り換え案内を見ると、1時間後の列車に乗れと案内されました。頭がおかしいです。きしめんに遅延ビームの攻撃でもされたんでしょうか。乗り継ぎの話は浜松出発後に詳しく解説します。
到着の後続
快速豊橋行き 名古屋1331→豊橋1427
停車駅は新快速の停車駅に共和、幸田が追加されただけで、ほとんど変わりません。快速は岡崎以降各駅停車かと思っていたので、そこは救いでした。
豊橋に着いても、接続列車がすぐあるわけじゃありません。私は降り立った駅の待ち時間10分ちょっとで駅の東口と西口を見に行くチャレンジをしてみようと思います。
豊橋駅西口には格安チケット売り場が競合していて私を煽ってきます。
東口には行けませんでしたが、それはまたの機会に。朝倉海の出身地であり、私はニューハーフタレント御三方のYouTube動画で予習しているので概ね分かります。面白いので是非見てください(唐突な宣伝)
魔境静岡地区・浜松入り編
さて、ここからは戸塚までスーパー各駅停車タイムです。私たちが静岡地区を地獄と言っているのは、大都市の感覚で15分待てば電車が来ると思ってなんも考えずに乗っているから魔境なんです。そして抜けるのに3、4時間かかります。
普通浜松行き 豊橋1441→浜松1515
時間がシビアでしたが、乗れたし二川の事業用車両が動いているのも見れたのセーフです。立席ですが。
後で気づいたことなのですが、名古屋駅をさらに15分遅く(13:46に)出発した新快速の乗客もこの電車に乗り継いできているそうです。そりゃ人たくさんいるわ。列車は4両編成で、キャリーケースや大きな荷物を侍らせた老若男女18きっぱーの方々が主に詰め込まれていました。
折り返しはなんと普通岐阜行きになるようです。転換クロスで。
次の待ち時間は14分です。その間にも南口に行き、北口に行き、水を買うことができました。
南口にはこんな木星のようなものが回っていました。
北口には大河ドラマにちなんで徳川家康のモニュメントがありました。遠鉄の新浜松駅があるのもこちらです。こちらも浜松周辺で力のある企業です。
政令指定都市だけあって、北口には円形の大きなバスロータリーがあり、16番乗り場まであります。バスロータリーへは地下道を通っていくようです。
魔境静岡地区・静岡横断前編
普通興津 浜松1528→静岡1640
ここまで乗ってきた編成は全て313でしたが、車種は全て異なります。今度の列車はロングシートで、興津止まりの6両編成です。発車標、興津行きと沼津行きの間に不自然な間隔がありますが、この間隔にこそ島田始発の熱海行きが現れるのです。その列車に乗車すると、熱海に18時14分に到着することができます。
ところが、熱海での乗り継ぎの列車は3分前に熱海で逃げられ、25分待ちになり、熱海を出発できる時刻は18:41です。豊橋と熱海の乗り継ぎが絶妙に悪く、また静岡や熱海、平塚などの運転停車もたくさんあって、実質1時間待ちになってしまうのでした。実際に名古屋で乗り遅れたら私の乗った15分後の快速でも45分後の快速に乗っても同じ時間に着きます。結局、横浜市内には52分後に到着します。
ところで、ナビタイムでは効率的な経路探索の都合上、名古屋〜横浜の青春18きっぷ探索をしたら「1時間後の新快速に乗って!1時間10分遅く着くけど」と言われました。Yahoo!乗り換えでは乗り継ぎも考慮をして1時間言われましたが、実はもう少し早く、この興津行き経由のルートはなぜか乗り換え案内には出てきません。ナビタイムのアルゴリズムが「到着時刻が早い順」ではなく「所要時間が短い順」なのでしょうか。
ちなみに、名古屋を13時16分に出る新快速に乗ると結局豊橋と浜松で15分ずつ待ち時間があり、17:43に熱海に到着し、17:51発の、沼津から乗車する予定の電車より2個前の電車に間に合うということでした。
文字で書かれても難しいと思うので、こんな図を作ってみました。私は下線のところのルートで帰っています。熱海駅のところに太字がありますが、会社間の乗り継ぎが考慮されていないことが分かります。熱海18時11分発の電車に間に合うには名古屋で乗り遅れた新快速に乗らなければならなかったのです(島田より東であれば救いはありました)。
そしてナビタイムでは、名古屋〜横浜で青春18きっぷの経路検索をすると、上下の黄色い線で囲んだ部分を案内されましたが、真ん中の部分は流石にナビタイムでは計算できなかったみたいです。Yahoo!のではできましたが、14:01発の電車に乗るように案内されました。
この表をもう少し文字を少なく単純化しますと、こうなります。
20時に着くと青春18きっぷを買う前から分かっていたら流石に新幹線に乗っていましたが、その代わりに途中乗換した尾張一宮・名古屋・豊橋・浜松・静岡の各駅で途中下車ができたのは大きいんじゃないんでしょうか。
金谷から登山客などを乗せてきた列車は静岡で6分停車。次の列車までは20分間隔が空くので、また豊橋や浜松でやったような南北改札観察チャレンジをしてみたいと思います。
静岡は浜松と概ね同じ駅構造、街の構造になっており、城や私鉄が北側です。こちらは遠鉄バスではなく静鉄バスの力が強いです。
また名古屋や尾張一宮の運賃表ではJR西日本を示す青い線が見えていましたが、静岡では緑の線が見え、ついに東日本がすぐ近くまでやってきたことを実感させます。でも、公衆電話はNTT西日本の管轄になります。
静岡横断後編
普通熱海 静岡1700→沼津1754
特急ふじかわの右に普通列車が見えています。見切れていますが、ここでは、奥に連結されている211系の方に乗りました。
沼津ですね。沼津に着く直前に新しい車両基地の基礎工事をやっている様子が見えました。沼津はもう高架化するんですか。
沼津は南北改札口共に降車した事があるので今回は降りません。ラブライブとゆるキャンのポスターがありましたが、ゆるキャンのポスターはJR東海静岡支社各所に掲示しているらしく、浜松でも静岡でも見たのと同じのでしたね。この夏は、ゆるキャンの映画に合わせまして、ゆるキャンの専用装飾の313系が走ってまして、ゆるキャン△1日周遊きっぷ(2000円:2022年7・8月限定販売)や休日乗り放題きっぷ(2670円:通年発売)によって静岡地区や身延線を巡ろうよという趣旨の広告ですね。
JR東海はサブカルに仲良くするイメージはあまりないのですが、JR東海としても赤字路線の救世主たるコンテンツにはデレデレなんでしょうか。簡単な漫画とかはありますが、「そうだ 京都、行こう。」やずらし旅とかも基本実写で魅せている感じですよね東海は。
しかもゆるキャンの女の子とかはみんな原付とか自動車の移動が基本だというのに。まあ車やバイクがないと話にならないですしね。2021年身延線と並行する区間の中部横断自動車道が全通したときにはNEXCO中日本とタイアップしてスタンプラリーをやっていました。
好きの力は強いです。一見無意味な歌詞やセリフにキャラクターや車両などの名前を覚えたり、受けが悪いファッションや行動に走ったり、ちょうど私が今やっているように、地元の人たちが利用価値がないと言って忌み嫌うものにも積極的に利用し、ちょうど今私も普通は新幹線や自動車で陽が沈まぬうちに家に到着できるところを普通列車ではるばる乗ってきたわけですが、そのように人を突き動かす力があります。私は下総編(次回登場します)でサブカル要素は満足したので行きませんでしたが、このゆるキャンのコラボもそれなりの人が利用したんじゃないんでしょうか。
降りた時の過去記事も貼っておきます。アニメ放送から5年も経っていますが、未だにAqoursは影響力を持っています。
ここから、いつも横浜を16時代後半くらいに通っているのを見た沼津行きの折り返しに乗ります。何気にこの区間上り東日本の車両は初ですね。下りはありますが。
沼津駅で降りた直後に撮った写真です。この駅で熱海行きを行かせている間に折り返しの準備をして、その10分後をつけている沼津止まりの待ち合わせをして横浜、東京方面へ発車。これが最後の一本というわけです。
ちなみに、名古屋で乗り過ごしてから30分後の快速に乗ってもこの沼津止まりからの乗り継ぎで同じ時間に到着します。
なんか丹那トンネルで一瞬だけ電気消えてました。デッドセクションじゃないのに。丹那トンネルでは電波通じません。
名古屋で新快速に乗り遅れてから5時間強、熱海に到着です。だから乗り遅れが致命的なんですね。もう夜も遅くまもなく19時になろうかというところ。もう早く帰りたいです。新幹線って偉大ですね。
では、携帯の電池が切れそうなので、ここらへんで終わりにしたいと思います。私は青春18きっぷを買ってしまったので、また鉄道で近辺への旅行へ行こうかと思います。次回は下総編で、品川からスタートして成田線・鹿島線沿線を巡っていきます。
コメント
図も使ってとてもわかりやすく、名古屋で13:16の新快速を逃したことにより到着が大幅に遅くなる理由を解説していて、素晴らしいです。
「南北改札観察チャレンジ」は10分程度の乗り換え時間のときなど、僕もよくしています。あれ楽しいですよね。(笑)