前の記事で、台湾とインドと四国に行くと言いましたね。インド行きはやめました。
今回は、インド旅行を辞めた理由と海外行きに伴う価値観変化の話をしてみようと思います。なお台湾と四国は行ってきました。最後に台湾旅行のサイトマップも示してあります。
海外に行っても価値観は変わらないのか?
タイトルの伏線回収ができないのはあれなので、まず初めに海外行きによる価値観変化による私の一般的な回答をさせていただこうと思います。
価値観は大して変わらないと思います。
海外に行ったら海外の価値観が手に入ります。自分に問うたら自分の価値観が手に入ります。それだけです。海外を体感して得られる価値観は本当の自分が見つかるものではありません。
インドの雰囲気はYouTubeなどの動画で見させてもらったりしましたが、ローカルなインド人との交流は陽気だったり高めの値段で騙くらかしてくるような人もいたりと日本では考えられないようなコミュニケーションがあったり、人生何も考えていない人からしたら確かに人生観が変わりそうなことはあると思います。
しかし、インドも、前回YouTubeで十分だという結論を下しましたが、その例に漏れませんでした。動画メディアで伝えられるインドの様子を見て受ける刺激で十分です。
私はいい動画メディアや記事の検索力があって、その情報収集や理解力は割と得意な方であるので、そこの理解力と解釈のしようによって価値観を適応させていけるんじゃないかと考えています。金をかけなくてもなんぼでも価値観ややりたいことは見直せますからね。金より考える時間です。
インド行きは確かに人生経験にはなるけど、それは100年弱ある人生の中での1出来事にすぎず、それによって私においてはただ疲れるだけという結論に至りました。
ましてや「インドに行った方がいい」とか「そのような価値観が変わるような経験を学生のうちに絶対しなければならない」なんてことはないと思います。ある意味、手段が目的化してますよね。
インドに行って自分を見つけるよりは、自己分析をしっかりして、一歩ずつできることを行動してみる方が確実だと思います。
それなら、ブログや動画サイトで旅行を追体験することもできますし、それを見て自分もやってみたいと思えば挑戦すればいいだけです。時間は有限ですからね。
私の場合:インドじゃなくていい
私の場合、インドに行きたいと思った理由は、インドの雰囲気、寝台列車、地下鉄、そしてバンガロールのIT都市としての発展ぶりに興味を持ったからです。
カオスなインド国鉄
私、交通マニアでございまして、交通サービスや人々の流れを観察するところに面白みがあります(話しかけずに眺めていたい派ですけど)。
先ほど説明したインドの国民性は日本とは大きくかけ離れており、通勤電車もドアがガン開きになっていてみたいな光景も珍しくありません。人々は列車が完全に停車する前にプラットフォームに降りていきます。一度はネタ画像で車両の外に人がはみ出ている満員電車の写真を見たことがあるでしょう。
インドは国土が広く、北から南まで電車で行くのにも時間がかかります。インドには、長い国土を走る長距離特急があります。三段ベッドが健在の寝台特急は、昭和の特急がいっぱい走っていた時代を感じるものがあります。まぁそもそもあまりにも遠くに行くには飛行機で行ったほうが早くて合理的なわけですが。
日本の技術で更なる発展を遂げるインド
そんなインドですが、最近は日本の技術を使って鉄道技術やリテラシーはさらに進化しつつあります。
例えば、インドの首都にあるデリーメトロは、日本がODAなどを通して建設に携わっており、日本の技術・ノウハウで建設されて、道路は無秩序で渋滞や排気ガスの排出も著しいなか、鉄道によって市民に安全で安心な移動手段というのが提供されています。
車両、ICカードの使える改札といった表に見えるところから、建設、運用における安全意識や自由なインド人の性格すら改革されて日本風になっています。ドアが開きっぱなしになっていることも車両の外にはみ出た満員電車もありません。
デリー以外にも、インド各地の都市の地下鉄で日本の技術が採用されていたり、さらにムンバイからアーメダバードの間に新幹線の建設も進んでいます。海外に輸出された日本の鉄道という点については、台湾高鉄もそうなのですが、インドでは生活様式によりドラスティックな変化があったでしょうから、そちらにも興味があったわけです。
日本の鉄道技術は、インド以外にも、台湾、中国、タイ、バングラデシュ、UAE、カタール、ドミニカ共和国といった世界各国に輸出されています。この感動はどこか一国で味わいたいものですが、どこか一国に行っただけで大勉強です。
やっぱりやめようと決意した理由
一番は時間とお金です。英作文の授業みたいですけど。時間は先ほど話した通りですが、金銭的にも、急速な物価高・ドル高で家計は火の車。現在アルバイトを辞めている私は何百万もかけていられません。
さらに、渡航時期が夏頃となってしまうと、やはり暑さの問題からは逃れられません。見知らぬ人と話すことで要らぬトラブルに巻き込まれるのはさすがに御免でして、語学力も足らない状態で行くのは危険です。
それなら、台湾は日本と同じとまではいかないもののかつては日本であって、日本人も観光しやすい国であることからこれくらいはやっておきたいと考えているわけです。
そして私が目的とする魅力も、台湾や動画コンテンツで果たせます。
私は、インドに呼ばれませんでした。しかし、台湾には呼ばれていそうですよね。
1%の旅行欲求に全力投球!
そして皆さんも旅行したいと思った時に、どこに行くか下調べすると思うんですけど、99%くらいは、その旅行記を見ただけで満足すると思います。
その上で、1%くらい、たまたま誰もやったことがないようなこと、明らかに未熟すぎるからやった方がいいこと(国内修学旅行や、人生初の海外旅行など)、そのほか旅行・目的地に対する興味や使命感、友人からの誘いなどなぜか行きたいと特に興味を惹かれるシチュエーションがごく稀に生じます。その時のために金と体力を蓄えておきましょう。疲れないようにするために、限りある人生を有効活用するために。それが今回のメッセージです。
1%の旅行欲求に、全力でぶつかれ。
私の場合、台湾に行きます。
2024夏台湾のまとめ
それでは、渡航から帰国までどのような記事になるか、この記事を公開した時点では台湾から帰ってきているので、ここにタイトルとリンクを示しています。順繰りに公開されます。
今回の旅のコンセプトは「海外の体感、中華の体感、日本の体感、台湾の体感」です。まず、台湾は私が初めて訪れる海外の土地・パスポートを使わないといけない土地です。現代において、中国語を使う中華文明の一角である台湾ですが、過去には日本。さらには、台湾有事にも関係するのでしょうが、台湾では過去の歴史もいろいろあったけど、我々は台湾人だと自負する台湾のアイデンティティというのが成立しつつあります。
私からみて、台湾には海外の要素、中国の要素、日本の要素、台湾独自の要素、これらが入り混じっています。日本人にとってこれほど近くて楽しめる海外というのは珍しいんじゃないかと思います。
日程は3泊5日、主に1日目は台北、2日目は高雄、3日目は台南、4日目は台北・北投を巡る予定です。
夏は暑いし台風来るしであまりベストシーズンじゃないと言われますが、夏は旬のフルーツが多く、気候的には日本とよく似ています。私の予定的に4日連続の休みが取れるのが8月とか9月の時期しかないということがわかったので、台風や暑さにも気をつけて、なるべく余裕を持った予定を組んであります。
旅行した時期は、あまり観光にいい時期とはいえませんでしたが、雨のシチュエーションこそあったものの私が行ったときは大体晴れてくれて助かりました。初めての海外旅行ということで、有意義な経験として心に刻まれると信じています。
調べてみると台湾には本当にたくさんの観光地があって、ブログ内では言及するものの実際には行かないものもたくさんありますが、これは旅程に詰め込んでいるもののなるべく休養や乗り鉄、その他調整の時間を確保するためです。とにかくたくさん巡るよりも安全に帰ることが優先です。ないとは思いますが、いつスリに遭ったり、いつ暴風雨や運休に見舞われるやらわかりません。そこのあたり異国の地では警戒する必要があります。
予算は20万円以内を目標として計画を組んでいましたが、奇跡的に15万5000円ほどで済ますことができました。
海外へ行くには本当にやることが多かったです。パスポートを取る、アゴダでホテルを取る、安い航空券を探して取るのはもちろんですがそのほかにも新幹線のフリーチケット、eSIM、VisitJapanweb、海外旅行保険と、必要なことがたくさんあります。それに全ての行程を紹介しているとまとまりがなく私の作業としても大変なので、一部行程を抜粋する形になるかと思います。
でも、ここまで無事に完遂することができたようなので、ぜひ見ていただければと思います。
2024夏台湾 サイトマップ
- 海外に行っても価値観なんて変わらない?それでも行くべきところのみに絞ってみよう【2024夏台湾#1】
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- 台湾・高雄の海を感じよう!旗津で海の観光と美食を楽しむ【2024夏台湾#7 3日目午後】
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