国内への旅路、国外への旅路、VRへの旅路 〜大学生のうちに旅したい場所を検討する〜

ITテクノロジーVR・XR旅行生活

私は、予定通り行けば、2025年4月から大学を卒業して、社会人になるはずです。大学はしばしば人生の夏休みと呼ばれ、特に私のような文転をしてしまった学生にとっては、就職活動が終われば本当に暇になることでしょう。

学生のうちにやった方がいいとされていることはたくさんあります。しかし、たかが4年間、されど4年間。

4年あるからと言って全てのことをできるわけではありませんし、特に大学生の前半の期間にやったことは「ガクチカ」として就職活動をするときに牙を剥いてくるものです。

しかし、今や3年が経過しました。そうなると、社会人は大学生よりも自由が利かないことが多いですし、休日も平日働いたり自己研鑽をしたり家庭に貢献したりして趣味の時間も旅行の時間も全くもってなくなると思っています。

そうなるのはしょうがないですし別にそういう状況になるのは絶対に嫌というわけではないわけですが、社会人になる前に「人生においてあんなことを大学生のうちにやりたかったけどできなかった状態」が発生して後悔するのはいやだと思います。

そして、それが発生するのは、私においては間違いなく旅行の分野であろうと思いまして、今回そこに着いて考察するだけの緩い記事です。国内、国際、VRの3分野に分けて、そのところどころにエッセンスを散りばめてみようと思います。よろしくお願いします。

国内旅行で私が行っておきたい場所

私は本来、日本全国のいろいろな地方自治体を巡ったり、JR6社の様々な列車に乗りたいと思っていました。

現在私は降り立ったことがない都道府県が、数えてみたら18ありました。今までいろいろなところに行っていたおかげで意外と少ないですが、その地域の公共交通を利用したことがある都道府県、旧令制国、都道府県の中心エリアまで行ったことがある駅となるとさらに減るはずです。

個人的には、まだまだいけていない場所がたくさんありますが、ここまで来るともはや十分行き切ったような気がします。中には修学旅行以外の強制的な機会以外で生まれた街から出ないような人もいる中で、私は恵まれた財力と恵まれた機会によりいろいろな土地を訪れることができました。

旅行、無理にしなくても旅行系YouTuberで満足じゃね?

ここまで満足できるのは、鉄道系YouTuberの存在が大きいです。現在多数の個人が旅行の様子を記録してくれており、彼らが代わりに旅行してくれているから、彼らのコンテンツを見てしまったら満足してしまうようになってしまったんですね。

彼らは旅行を楽しむプロであり、知識も旅行の面白さを刺激するツボを押さえています。そうなると、もはや旅行は彼らにやってもらって、旅行に際して移動などの面倒なシーンを体験することなく、ただ通信料を払うだけで旅行の追体験ができる訳です。旅行の面白さを伝えてくれる人、自分がしているスタイルの旅行をしている人を見つけたり、その人のSNSをフォローしてみたら面白いんじゃないかなと思います。彼らが旅行してくれるので自分が足を運ぶことは不要です。それで楽しめますから。

旅行はお金もかかるし、疲れるものなので、中には修学旅行以外の機会で人生で一度も旅行をしないという人も多いんじゃないかと思います。しかし、ブログやSNS、YouTubeが発展したことで、彼らが提供している旅行コンテンツを見ると、「あっ、自分は彼らみたいにそんないっぱい旅行できないな」とか「旅行はあの人たちにやってもらおう、これで自分は旅行以外の本当にやるべきことに専念できる」という気持ちにおのずとなってくるものです。

この考え方は観光誘致を奨励したい人たちからすると反発を招くと思いますが、賃金・物価の問題や、自分がこの世に生を享けてやるべき仕事ができない、そのほか迂闊に旅行ができない環境にいるという人にとっては「旅行しなくてもいいよ」という考え方はある種合理的な考え方だと思います。

しかし、もし修学旅行を一度もしたことがない人は流石に自分が住んでいる世界の外の世界を一つでもいいから知るということをした方がいいと思うので、団体旅行という形ではなくても東京、大阪、京都、あるいは都会の方ならもしくはどこか行きやすい田舎のエリアなどに人生に一度は行かれた方がいいと思います。普通の人はそうやって自分の知らない世界を知る機会が一度以上あれば十分です。

しかも私が志望している業界分野はITということで、旅行とは全く関係ないですからね。むしろIT業界の事業は、どちらかというと人間を旅行から遠ざけるものであると考えています。IT関係と言えどもなんやかんやフルリモートの会社は少ないし、結局東京やオフィスの近くに住んでいるんでしょう。

よく「旅行しながら仕事したい」という希望をあこがれを抱く人がいますが、それは自分の充てる時間や住居を自由にコントロールできるフリーランスなどの特定の職業の人のみで、万人ができるものでも、そして万人にお薦めの選択でもありません。IT企業であっても出社の必要が生じる場合には叶いません。むしろ仕方がなく定住して、安らかに仕事に邁進したり家庭の幸せを築いたりした方が幸せになれるといった場合もあります。きっと私は後者です。

もし旅行関係などの企業に就職されるのであればいろいろなところへ行ったところへ行った方がいいと思いますが、そういうのでなければ、無理に行くべきではないですよね。

四国への憧憬

しかし、私がどうしてもやっておきたいことが一つあります。それは四国旅行です。なぜなら、私のルーツに関わるところだからです。あまり詳細は伏せますが、私の母方が西瀬戸エリアのどこかの島出身でありまして、いつも本州側から飛行機や新幹線で瀬戸内の島に入っているわけですよ。

つまり、私のルーツの一つが四国だと考えている訳ですが、四国本土を経由しなくても上陸できる島なので、私は四国本土にすら上陸したことがありません。四国の島生まれなのに。

この状態はいかんと思っています。私は、もしかしたら一生四国について語れない恐れがあると感じています。心が「国内旅行は今後一切どこへもいかなくてもいいが、四国に行きたい、四国本土入っておけ」というメッセージを発しているのが聞こえいるのです。

四国って4つの地域があるから四国な訳ですが、私は四国に関して知っているのは本当に上澄みの1%にも満たないエリア、0.1%程度しか知らない訳ですよ。これが四国4県を巡ってみて上澄み1%〜4%くらいになれたらいいんじゃないかなと思います。

横浜市内で観光!

そもそも、旅行の感性(楽しむマインド)や知識さえあればごく近所でも旅行ができるわけですよ。私は横浜市に住んでいるわけですが、何もランドマークタワー、赤レンガ倉庫、中華街だけが横浜な訳ではありません。

横浜の近くにも、伊勢佐木町の商店街や野毛町・日ノ出町辺りにも横浜の下町風情を感じることができるエリアがあります。横浜の近縁を見てみれば、八景島シーパラダイス、ズーラシア、こどもの国といったレジャー施設もあります。

他にも、行ったことはないけどを巡るのもおすすめです。横浜は、センター南・センター北や上大岡、戸塚など、「近くに住んでなければ絶対にお世話になることはないだろうけど割と栄えている街」というのが存在します。そういうところに降りてみて、ひとしきりどんな街なのか確認してみたり、そこからバスに乗って急峻な地形や住宅街を探検してみるのも楽しいでしょう。

加えて、歴史の知識があれば、あの神社やお寺は村のこのような言い伝えがあるところだ、あの道は鎌倉街道の時からある道なんだ、あの道はこの都市計画でできたんだという知識と照らし合わせ思いを馳せながら歩いたりサイクリングしたりできますし、交通の知識があれば、近所のバス・バスルートをひとしきり乗り潰してみるというのも面白いと思います。

何より、横浜は地形の激しいところで、中心部から離れると森が残っているエリアが存在します。横浜市はこういった緑地の整備にも力を入れているわけです。そんな自然公園を散歩するのも良いでしょう。

分かりやすいのが円海山や大丸山の栄区と金沢区の間のエリアで、遠く鎌倉の方までまでつながる尾根があるエリアです。標高こそ県の西の方に比べれば高くないものの、横浜市にいながらハイキングが楽しめるエリアで、山の大きさ的にも初心者におすすめなお手頃サイズの山です。

このように、何の変哲もない身近な街でも、知識があれば楽しめるはずです。知識や視点を変えれば、横浜市以外でも、お住まいの近くで一般的にはたいした観光地じゃないところでも楽しむスキル次第でオリジナルの旅行ができるかと思います。

海外へ行っておきたい

そして、四国、横浜近辺以外でも今まで提示した旅行とは違うベクトルで行っておきたいエリアがあります。それが海外です。

私は、ハワイやアメリカ、ヨーロッパみたいなベタなところには興味を持ちません。私の考えでは、あのようなところは18世紀後半に入ってきた日本とは根源的価値観を共有していない国々です。それよりも、まずはアジアへ行ってみたいです。具体的な候補としては、韓国、台湾、シンガポール、インドです。

そんな中でも、日本人が気軽な気持ちでいつでも行けそうな韓国やシンガポールよりも興味があるのが台湾やインドです。

台湾への興味

台湾も気軽に行けそうなところだというツッコミがあると思いますが、まあ起こるかどうかわからないけれども台湾有事が囃し立てられているわけですし、台湾らしい文化やグルメ、故宮博物館、台湾新幹線、歴史的都市の台南、高捷少女(台湾版鉄道むすめみたいなやつ)などのユニークなキャラクターを擁する高雄捷運公司など魅力的に感じる観光スポットがたくさんあります。

中国大陸の雰囲気を感じたければ横浜中華街でできますけど、それはメインランドの上海とか香港とかのイメージなのかなと思いますので、まずは同じ政治イデオロギーかつ繁体字の台湾に行きたいと思います。やはり中国はネットが厳しいですからね。まあ今の政治体制では仕方がないことだと思いますが。

ただ、台湾は日本に似た国であり(かつては日本だったわけで)、初めての海外旅行として行きやすい国となっております。海外特有のドキドキ感とかはありませんが、国内旅行のような感覚で行ける海外で、もし今後何か国外に出る必要があったときにもこれで慣れることができます。ビザこそいりませんが、現地の電波やコンセント/変圧器など、いままで当たり前だと思っていたことに気を遣う必要があり、台湾に行くことだけでも初めての海外旅行としてはいい経験になるでしょう。

当然台湾は日本人にも人気が高い場所でたくさんの動画供給がありますが、それでもなお行きたいと思わせてくれます。韓国とどっちか選べと言われれば台湾を選びます。韓国は日本人みんな行きすぎていますからね。沖縄よりも近い国です。

インド行った方がいいっていうけどさ

海外の国々は、言語をはじめ、ルールや文化は、日本とは違う世界です。そのドキドキ感というかが露骨に味わえるのがインドで、父が赴任していたこと、またゼミの先輩がインドで面白い体験をしてきたことから興味を持ちました。

インドは、その豊かな文化、歴史、そして多様な風景で知られており、日本人旅行者にとって敷居が高いながらも、行った者は皆「価値観が変わった」とか言って帰ってくるような魅力がある目的地です。タージマハルの壮大な美しさから、ガンジス川の霊的な平和さまで、インドには一人一人の旅行者に合った何かがあります。

インドは最後の寝台列車王国で、広大な国土を寝台列車が多数結んでいます。政治的にも独特の地位を築いている国でありながら、最近は南部のバンガロールやチェンナイといった都市がIT産業で発展をしていおります。料理も特徴的で、気候は日本とは違う常夏の国です。インド人はたいてい勤勉な日本人に比べて非常にフレンドリーで、犬も歩けば日本とは違う考え方に触れることができるでしょう。

インドでは、先ほど挙げた台湾とは異なりビザが必要な国です。PCR検査の要件は撤廃されましたが、一般に日本人にとってインドは他の国々と比べて旅行の難易度が高いため、事前の準備が非常に重要です。インドビザの申請方法、お金の両替、クレジットカードの使用、海外旅行保険の加入など、旅行前に知っておくべき情報は多岐にわたります。

インド旅行は、適切な準備と知識があれば、忘れられない経験となるでしょう。異なる文化や習慣に触れ、新しい視点を得ることができます。そうして、私も何かの「価値観が変わった」と言ってみたいものです。

VRへの旅路

そういうわけで、四国、台湾、インドへ行きたいという思いがあるわけですが、もう一つ回収しておかなければいけない内容がありますよね。それはVRです。ここはもし上の3つの国と地域に訪れることができなくても行きたい場所です。

現実世界での旅行や冒険には限りがあります。普通の人間はいろいろなところへ飛び回るのにも高いお金が必要だし、行ける空間もせいぜい人間が生息できる環境だけです。宇宙や南極に誰もが行けるわけではありません。

その点VRはGoogle Earth VRやVRChatのワールドなどを通じてどんな世界へへも行けるし、なければ自分で観光地を建設ということだってできるということで、前から興味を示してきました。具体的な動機があるわけではありませんが、2年くらい前から大学のVRサークルの存在、VRに既にはまっている知人やYouTuberなどの存在から刺激を受けて積極的に情報を調べるなど興味が熟成されてきました。

いままで、VRのヘッドマウントディスプレイなどの敷居は高かったのですが、この1年のうちにVRと仲良くできなければ私は一生仲良くできないと考えており、そのくらいの覚悟をもってVRに熟達して今後成長していくVR・XRの分野で自分も一丁前の仕事ができるほどに成長をしたいものです。

UnityやBlenderの練習は独学でできますが、継続的なモチベーションを保つためにVR上でのつながりというものがあった方がいいですよね。そこで、苦手ながらVRChatで見しらぬVR上の人や人格と会話するなどという経験も糧になるんじゃないかと思います。こうしたVR SNSの中はうがった見方をすれば変人の巣窟だと思っているのですが、現環境は素晴らしいワールドが多数存在していながら、VRへの熱意にあふれた人間も多数いるということで、私も期待をしているところでございます。

そもそも私は自前のヘッドマウントディスプレイをまだ買えていないので、まずはMeta Quest 3を今年中に買っていろいろ試していく、そこからですよね。継続的に使うので旅費8万円以上の価値があります。いわゆる沼にはまってしまう日も遠くないのかもしれません。

まとめ

で、最終的に何が言いたいかといいますと、私は時間がある大学生のうちに絶対に旅行した方がいいと思ってる場所は旅行し切らないといけないという風に考えています。私は社会人になると仕事に拘束されて職場や価値提供のための場所から逃れられないようになると考えており、まとまった時間が取れる今のうちにどうしても旅行したい場所に行くべきです。

ただし、現在多数のYouTuberが自分たちの旅行の様子を多数投稿されており、私の場合においては、それで日頃の旅行欲を満たすことができるので、不要になります。そうしないと際限なく旅行したい場所が出てきますからね。それでも行きたい場所として、四国、台湾、インドを挙げさせていただきました。ここさえいけば、もう金輪際旅行ができないといった状況になってももう満足です。VRはおそらく私の仕事にも関係すると思うので、きっと社会人になっても私はずっとVRを旅行し続けることでしょう。

また、私は旅行を振り返るためにブログ記事などとしてアウトプットをよくやるわけですが、こんなアウトプットを目的とした旅行はアウトプットのための作業が必要で大変なものです。こうしたもので旅行をより楽しくするために旅行の回数を減らすという選択をしたという話でした。近日中に四国、台湾、インド、VR関係の記事が上がるかもしれません。

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