2019年話題になった映画の一つに、「天気の子」があります。(流行語にはノミネートされませんでしたが…)
天気の子について&ちょっと自分語り
「天気の子」では、神津島から上京してきた森嶋帆高という男子高校生と「100%の晴れ女」天野陽菜が天気や陽菜の能力に翻弄されつつも、彼らの運命を受け入れ、未来を選択していく物語です。
映像と音声がリンクしていて、主人公や雨の描写、背景描写や地理的・気象的見地においても、高い完成度を持っており、各方から高い評価を受けています。こうした描写の中には最先端のCG技術を使って製作されたものもあります。
陽菜の「今から晴れるよ。」という台詞はこの映画の公開と共に話題になり、2016年の「入れ替わってる!?」に引き続き強烈なキャッチフレーズを作ってくれましたね。
ちなみに私は「天気の子」も「君の名は」の映画も視聴したことがなく、むしろ映画館には一度も行ったことがないのに聖地巡礼するという、訳のわからないことをやっているのですが、
今までこの手のことは4回(しかも全て2019年内に)やってますから、「またお前か」で済む話だと思っています。
今回も他の聖地巡礼ブログ等を参考にさせていただきました。もし間違ったことが有ればご指摘頂ければ幸いです。
なお、撮影日は11月30日、相鉄線直通開始日です。
地図
地図データ:(c) 2019 Google
- 新宿駅(南口)
- JR東京総合病院
- 代々木会館
- 新宿御苑
- カフェ ラ・ボエム
- 須賀神社
- 信濃町駅歩道橋
- 新宿歌舞伎町
- 西武新宿駅前マクドナルド
- 新宿大ガード
- 新都心歩道橋
新宿とは言いつつも、四谷の方まで足を伸ばしています。まあここも新宿区なので問題ないでしょう。
新海誠作品には、東京都区内を舞台として描いたものが多いのですが、「天気の子」で陽菜が自宅としているのは田端で、新宿から離れています。今回は田端には行きません。
また、杉並区高円寺の気象神社にも行きますが、主題とはあまり関係がないのでこの記事では紹介しません。
新宿駅前
まず最初は、みんな大好き、新宿駅南口です。
この駅では、2019年夏、期間限定で「天気の子口」と名乗っており、青空などを模した装飾をやっていました。
新宿駅南口から新南口を望みます。バスタ新宿に入るバスが行列しています。
このシーンは映画とかにも出てるんじゃないですか。新宿駅南口の甲州街道を渡る横断歩道はいつも人が絶えません。
バスタ新宿の建物の中にある観光案内所に何かパンフレットがあるかと思いましたが、なかったですね。係員にも聞きませんでした。
待合場所として以前まであった新南口広場ですが、今は工事中で、東日本旅客鉄道代表取締役社長(Suicaのペンギン)像が撤去されていました。
そこから5分ほど歩くと、JR東京総合病院につきます。この病院は、
代々木会館(取り壊し中)
そこから少し南へ行ったら、あっという間に代々木駅に着きます。
代々木駅すぐのところに、代々木会館という古めかしい建物がありましたが、2階まで解体が進んで、ついに全てが瓦礫と化そうとしています。
「天気の子」に登場し、劇中では祈るだけで天気を操る能力を授かった神社がこの屋上にあります。帆高はここから東京の上空へ陽菜を救いにいきました。
建設は1969年。1974年の「傷だらけの天使」にも登場していた建物ですが、私はそんな昔のドラマなど知ったこっちゃありません。
新宿御苑
「言の葉の庭」という作品で登場しました。
ここは紅葉が綺麗だったので、今後この記事とは別に公開しようとしようと思います。
カフェ ラ・ボエム 新宿御苑店
このカフェは東京には複数店舗構えておりますが、この店舗は「君の名は」で立花瀧がバイトをしていたところです。
須賀神社
もうこの辺りまで来ると四谷なのですが、新宿区だからセーフ。須賀神社は住宅街の中にあります。地価高そう
この階段は有名ですね。
これは、「君の名は」のポスターでも使われていたし、主人公の立花瀧と宮水三葉が再開するシーンに用いられています。
私が来た時もカップルの外国人がいて英語で写真撮ってくださいと言われて、反射的に断ってしまいましたが、別の人に撮ってもらったのですが、映画のポスターと全く同じポーズで並んでいました。
いや、これは私がコミュ障(?)であるという他に、この構図を素直に思い出せなかったのも理由ですね。
未だに「君の名は」が知れ渡っていることに驚きました。私は観光案内所では見つけられなかったのに…
シナノ(余談)
須賀神社から信濃町へ行く途中、闇坂を抜け、物騒なエリアになって来ました。聖教新聞の広告が目につくようになり、警備員が尾行してきたりしていました。
それもそのはず、ここは創価学会の本部の建物があるところで、関連する建物が多く林立しています。
慶應義塾大学病院の向かいに創価学会総本部とか…警備員も多く、治安が心配になります。
学会員が闊歩しており、不審者がいたら学会員に話しかけられるかもしれません。私は歌舞伎町と同じくらい危険な土地であると考えています。話しかけられなかっただけ幸運だと思いましょう。
三葉は須賀神社へ向かうまでこんなところを探していたんですか。
信濃町駅前歩道橋
さて、打って変わって南口。歩道橋のこの位置で、瀧が三葉に連絡を取ったとされているところです。
神宮外苑の近くです。紅葉が満開であります。多くの方が歩道橋を渡っていました。
ドコモタワーが見えます。このシーンも劇中に出てたんじゃないですか。
ここで信濃町から新宿に戻ります。
中央線緩行E231系 信濃町1242→新宿1248
歌舞伎町入り口
警察官に職質されたりしますが、彼に限らず私のイメージとして東京に来て迷い込んで巻き込まれる場所といえばだいたいここです。
歌舞伎町の中には、ラーメン屋とかがあって舞台になっていますけども、どうも治安が悪く、昼間でも勧誘の人がくるという話を聞いているので、本日は門の写真を撮って帰るだけにします。というか時間の都合上。
西武新宿駅前マック
昼ごはんは、西武新宿駅前のマクドナルドで。
劇中、陽菜はここで働いていたのですが、頼んだんですね。その時と同じビックマックセットを頼みました。
普通に美味しく、何気なくぺろっと食べてしまいましたが、これが新宿を放浪していて食べるものも金も尽きかけようとしているときのビックマックセットはその温かさが一層感じるものだと思います。
劇中ではポテトチップスなど、ジャンクフードを食べて喜ぶ姿も描写されています。「天気の子」では、日本人の貧困もテーマにしていて、こういう話題にも真摯に向き合っています。
そういえば、四谷三丁目、須賀神社へ行く途中、このようなものを撮りました。
この広告は、東京にもホームレスやネカフェ暮らしの人がいるということを示しています。私はよく知らないので意識する機会がないのですが、この機会でそれを感じさせました。
新宿ガード下
正式には青梅街道架道橋と言います。新宿ガードでも、いくつかの作品で多くの角度から撮っていることで見る風景を変えさせ、同じ地点のフィルムでも飽きさせません。
新宿駅東口、西武新宿駅前のユニカビジョンです。君の名はで出てきました。
ガード西の側道。一歩逸れると、このようになり、人目につかなくなります。この辺りで職質されたでしょうか。
西交差点。アコムの看板があります。
新都心歩道橋
君の名はで出てきた新都心歩道橋です。
都庁はこの奥にあり、新宿の繁栄を物語っています。
総評
やはり尾道と同様にいかにも聖地っぽい感じはなかったですが、やはり世界的に有名な作品であることもあり、前回よりは聖地らしさは感じられました。
結局空にこそこの映画の魅力はあるのだと思いますね。クライマックスのシーンは空の上で繰り広げられましたから。みんな空に関心がないのでしょうか。
地上の聖地というのはあまり目立たなかったのでしょうか。しかし、巡礼者はピークは過ぎたものの、いないことはないと思うのでいいことだと思います。
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