私は、相鉄線直通列車に乗りに行ったついでに、見てもいない「天気の子」や「君の名は」の聖地巡礼をしたんですね。
その途中、同じ新海誠作品である「言の葉の庭」の聖地、新宿御苑に行ってきました。
新宿御苑は、もともとは徳川の家臣、内藤氏の屋敷だったり皇室の庭園だったりしていましたが、1949年から国民公園として一般に公開されています。
入場は有料ですが、この公園の景色は素晴らしく、値段に見合った価値があるなと感じました。
公開時点では2020/1/8なので、全然紅葉の時期じゃねーよといった具合ですが、撮影当時は11月30日なので、ちょうど紅葉の見頃でした。
入場
千駄ヶ谷門。さっそく入場します。
案内図を片手に歩きます。今回は、旧御凉邸を通り、上の池で折り返し、茶室、レストハウス、温室を経由して大木戸門へ向かいます。
東京なのにこんなに空が見えるんですね。こういった光景も、皇居や新宿御苑、田町車両センターなど、限られた場所でしか見ることができません。
しかも田町車両センターのあるあたりは、車両基地を縮小して空き地に高輪ゲートウェイ駅を開業させ、ビルをまた建てるようでありますから、やがて田町も高層ビルが立ち並ぶようになるでしょう。
旧御凉邸には、入館料を払った者は誰でも入ることができます。ここからの景色は格別で、今東京のど真ん中にいるとは信じがたい光景であります。
私は日本庭園に詳しくないのですが、浮島もあり、日本らしさを感じることができる良いスポットだなと思います。
言の葉の庭
藤棚です。この光景も言の葉の庭で出てきたのかな?
本日は紅葉のシーズン真っ最中、まだ黄色い葉もありますが、みんな美しい姿を手元に収めようと、一生懸命撮ろうとしている人が多くおります。
さて、例の東屋です。どこにあるかは、言の葉の庭ファンならわかるでしょう。
タカオと雪野の出逢いの地であり、ここで雨宿りをしていくうちに、心を通わせていく、というストーリーだそうです。私は見たことがないのであまり深くは踏み込みませんが。
俯瞰して見てみました。なんだか後光差す浄土の世みたいになっています。意識してやったわけではないんですがね。
木の橋。
所々に茶屋があり、茶を飲むことができるようです。楽羽亭というらしい。
レストハウスは本日営業最終日
さて、折り返し、レストハウスにやってきました。売店が営業していません。
というのも、このレストハウスはもともと管理者の環境省が設立した国民公園協会が直々に運営していましたが、経営者が変わるようで、それに際して営業を終了するようです。
こんなにいい眺望が見られるというのに、おしまいですね。
再び営業を再開するかどうかは書かれていませんでした。
レストハウスからは、このような景色が見えます。この景色も今日で見納めです。とは言っても、私には何の情緒も感じませんが。
この辺りは何もありません。見渡す限りの大草原です。向こうには整形式庭園がありますが、今回は行きません。
温室
さて、そこから北上し、大きな温室につきました。私は植物園とか温室とかいうのは独特の香りがするので、自ら進んで入るようなことはないのですが…
ちょうど訪れた日に温室で洋蘭展というものをやっていました。11月25日から12月1日までの開催でした。これは行くしかないと思い、入ってきました。
まず、色とりどりの花が飾ってありました。私は植物に詳しくないので、詳しい紹介はしません。
そして、最後に特別展示コーナーへ。洋蘭のコンテストが開催されたようで、優秀な作品を生けてあります。
換気孔があります。幾ら温室とはいえ、悪臭をこじらせているようではいけませんからね。
私は、今まで新宿のイメージというのは天下に轟く大都会で、ビルが割拠していたり、繁華街があって治安が悪いようなイメージが強かったのですが、
こんなに平和的なところが新宿区にあったものかと驚いたものです。
大都会東京の中にいながら、日本らしさを感じることができる良いスポットです。是非散歩してみてください。
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