函館は歴史ある北海道の港町です。現在は人口は減少しつつありますが、観光需要は高いです。
地図
地図データ:©2019 Google
番号の通りに巡ったほうが観光しやすいですが、紹介の都合上、順番が前後することがあります。また、巡らない箇所もあります。
函館にある最古の〇〇
①東北以北最古のエレベーター
ここは、函館市地域交流まちづくりセンターです。かつて丸井呉服店・函館市の分庁舎として使われ、2007年からは現在の用途に使われています。
ここにあるのは、東北以北最古のエレベーター。なんだなんでもないじゃないかと思いますが、日本最古のエレベーターは、かつて浅草に存在した展望台、明治23(1890)年の凌雲閣です。この建物は大正12(1923)年の関東大震災の折に倒壊し、今はないのですが、こちらは昭和5年(1930)に当時の最新式のエレベーターが取り付けられて、令和に至るまで80数年、いや、もうすぐ90年にも渡って時代を見つめてきました*1。平成元年(1989)には市の「景観形成指定建造物」に指定されました。
ここの段落だけで地味に元号5つ揃ってんのすごい
今も乗ることができるようなので、乗ってみました。エレベーターは係員さんが操作しています。まさに本当の意味で「エレベーターガール」です。
今では超レアキャラの手動式で、映画「千と千尋の神隠し」に出てくるエレベータみたいな雰囲気です。
手動なので、このようにズレが起こることもあります。境目がはっきりと見えますね。
エレベーターは5階まで上がってくれます。5階はちょっとした展望台です。
降りる様子をGIF画像でご覧いただきましょう。壁がモロ出しで、扉を開けるのにも二段階です。やはり人力のエレベーターなだけあります。
先程二階から一回まで一瞬見えたこのプーリーは、各階頭上の針を動かす為のものです。
ちなみに、現存する最古のエレベータは京都にありますが、東北以北では間違いなくこれです。
②日本最古のコンクリート電柱
こちらは、日本最古のコンクリート電柱です。大正12年(1923)に建築されました。現在の電信柱(電柱)は円柱形のものが多いですが、これはなんと四角柱です。
なぜ行きたかったかというと、「グーグルマップで嫌という程主張していたから」です。誰が登録したかわかりませんが、行ってみることにしたのでした。
看板も設置しておらず、地味かと思いきや、ちゃんとご丁寧に説明書きをしてくれているんですよ。なんという親切設計だろうか!
⑮函館初の国営放送(公共放送)
NHK函館放送局は昭和7年(1932)、ここから函館初のラジオ放送を開始しました。
「JOJO」…これはジョジョの奇妙な冒険の聖地?全く関係ありません。
上にVKVKとも書いてあります。これはJOVKと言う、かつてのラジオ放送の曲ごとのコールサインです。これはNHK函館放送局誕生の地放送記念塔です。
また、この旅では、もう1つ放送局を扱っていますが、それは別回で。
⑰日本最初の日本人設計の上水道
ロープウェイ付近の看板に、明治22年に完成された旨が書いてありました。函館は、傾斜があるため、上水道が作りやすかったのでした。それにしても、日本人による上水道開発は、偉大なことと言えます。
他にも、五稜郭や、函館気候測量所・函館ハリストス正教会など、色々な日本最古があります。
③官立初の気象観測所(赤レンガ倉庫)
ここは④の金森赤レンガ倉庫です。もともと明治時代に金森洋物店ができましたが、平成の御世には複合ショッピングモールとして生まれ変わっています。それは令和の時代も同じことでしょう。
また、この辺りは、官立初の気象観測の地、函館気候測量所の地でした。
他にも、五稜郭や、函館公園(日本初の公園)、FMいるか(日本初のコミュニティ放送)など、色々な日本最古があります。
幕末の函館
⑧イギリス領事館
大正時代の建物です。見学は有料。
⑨ペリー公園
マシュー・ペリーは、1854年に函館に来航し、開港を要求しました。そのとき、町の人々に西洋音楽を披露し、驚嘆させました。
ただ、これは、坂の上から見ると、
小さく見えてしまうので、がっかりしないように先ず下から見ましょう。
函館元町
⑬教会の町函館
函館は日米和親条約と日米修好通商条約で開港した港であります。そのため、多くの外国人がやってきて、元町の方には教会が並びました。
その一つが日本初のギリシャ正教会、函館ハリストス正教会です。一番最初の源流となる聖堂は、安政5年(1859)に建てられましたが、このお堂は大正5年(1916)に再建されました。
⑪旧函館区公会堂
この荘厳な建物は、かつて明治43年(1910)に建設された、もともと公会堂として使われていた建物です。現在は国の重要文化財に指定されています。
以前は建物内の見学ができたのですが、残念ながら、私たちが訪れた時は修理していました。修理が終了するのは令和3年(2021)春頃のようです。市のサイトでは暫定的に「平成33年」と書いてありました。
そう考えると、これらの建物は二軒とも築100年を超えていることになります。すごいですね。
連載記事の紹介
この記事は、令和記念北海道周遊旅行シリーズの連載記事です。ぜひ他の記事もご覧ください。第一回に、全ての記事へのサイトマップがあります。
もしかして
函館は、「ラブライブサンシャイン」のモデル地です。#5で、「聖地としての」函館市をまとめてあります。
*1:実際は昭和9年(1934)の大火の後の修復されたエレベータが残っている
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