よくおはようライナーや、ホームライナー静岡みたいに、お金を払って着席通勤ができるようにするサービスみたいなのがありますが、私鉄にもそのようなライナー列車はあります。その一つが京阪ライナーです。
京阪ライナーについて
京阪ライナーは、朝夕の通勤時間帯の全車両座席指定列車です。京阪を代表する特急車両、8000系で運転されています。4号車はダブルデッカー(二階建て車両)を、6号車にはプレミアムカーをつけています。
比較対象: 7:10枚方市駅発特急
行列がホームの幅を超えて行列がIの字だったのがJの字になっている様相です。
また列車に乗るときも大変な混雑で、東京の通勤ラッシュに勝るとも劣らないレベルです。これなら、ライナー列車に乗る価値もあります。
ライナー券について
京阪ライナーに乗るには、乗車券(きっぷ, ICOCA, Suicaなど)の他にライナー券を買う必要があります。ライナー券は、パソコンやスマートフォン、特急停車駅のインフォメーションセンターで売っています。
これがライナー券です。私たちは、枚方市駅のインフォメーションセンターで買いました。
区間によって金額は変わりますが、枚方市〜淀屋橋は300円でした。京都府〜大阪市までは380円かかります。
座席設備
エレガントサルーンの座席は、体にちょうどフィットします。普通車にはテーブルはなく、手すりが付いているばかりです。
沿線概況
7:14枚方市発のライナー列車は、この枚方市駅が始発です。この列車のみ5番線から発着。
ライナーは静かに発車。しばらくは先行の準急との兼ね合いもあり、ゆっくり走行しています。朝日が眩しいです。
香里園で先行の準急を追い抜くと、ライナー列車は本格的に加速を始めます。
萱島です。この辺りは減速していたので、何か減速する意味でもあるのだろうかと考えたのですが、萱島から複々線区間に入り、ある程度の加速を始めました。しかし、ときどきスピードを緩めたりしているので、早く、しかしバカ速くなく、そのくらいのスピードで通勤するのが売りなんでしょう。私がJR東日本の東海道線や京急の快特に慣れているというのもあるのですが。
千林駅を通過。この辺りは駅間が短く、土井〜滝井間は隣の駅が見えるほどです。
そんな中、京阪ライナーは一定のスピードで客を運びます。
京橋駅。ここから実質各駅停車になります。ライナー列車も、ただの特急(実質普通)に格下げされます。末端区間なので、ライナー券を持っていない乗客もライナー列車に入ってくることができます。
京橋〜天満橋間。日本経済新聞社のビルと大阪城。あんなものが大阪にあるのかと、感動しました。ここから地下区間に入ります。
淀屋橋駅に到着。時刻は7時43分です。ライナー列車は、特急になって折り返し京都へ向かいます。
感想・考察
ライナー列車は、観光目的で乗っている人も一部いるそうですが、それは例外的で、特にこの枚方市駅発のライナーでは、通勤客が多く運ばれている印象です。
特急や快速急行では大変混雑しているので、私はお金を払ってライナー列車に乗る価値は十分にあると思います。ただ、私は観光目的で乗っているので、いつもと違うような時・それを味わいたいときに乗るのが一番いいと思います。
連載記事の紹介【平成最後の18切符シリーズ】
この記事は、平成最後の18切符シリーズの連載記事です。ぜひ他の記事もご覧ください。第一回に、全ての記事へのサイトマップがあります。
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