快活CLUBを初めて宿代わりに利用した感想。コスパを最大限まで追求できるがデメリットも大きい

宿泊施設

ネットカフェ。その起こりはインターネットが閲覧できるカフェとしてですが、24時間営業であり、幅広いサービスがあって最低限度の生活ができる空間を提供しているため、宿泊施設のように活用されていることがあります。

私は、7月に大阪に行った時に初めて快活CLUBのなんば御堂筋店を利用しました。今回はその経験を思い出しながら、快活CLUBは大学生の一人旅に向いているのかということについて書いていきたいと思います。

行く前に入れておこう、快活アプリ

快活CLUBは会員証が全店共通です。

快活CLUBでは、予めスマートフォンにアプリをインストールして仮登録しておくと、スムーズとなります。

初回利用時には、係員の指示に従い住所が記載されている身分証明書を提示すると、会員証を発行されます。

結局カードの会員証もらえるならアプリ会員の意味ないやんと思ってしまいましたが、スマートフォンが壊れた時やシステムエラーになった時のための保険ということで、大事に携帯しておきましょう。

入店時間が安く抑える肝!

快活CLUBの料金は、時間ごとに変化しますが、長期的には3時間ごとに跳ね上がる仕組みであります。入店時から3時間、6時間、9時間と3時間ごとのパック料金があり、最終的には24時間パックまでで一旦精算する必要があります。

この法則には例外があります。それが「ナイト8時間パック」です。

2023年11月現在の料金の例。快活CLUB公式アプリより

ナイト8時間パックでは、店舗によって時間は異なりますが、例えば私が泊まったなんば御堂筋店ではヨル6時から翌朝6時までの入店の場合、8時間以内に退出すれば、6時間パックと同じくらいの料金で宿泊することができ、宿泊費の大幅な節約になります。

夜の滞在時間としての8時間は結構短いもので、入店時間と出店時間はよく考える必要があります。

夜早く入りすぎても、ということが起こり得ます。普通のホテルは日が沈む前に入店することが一般的ですが、ではなるべく入店時間を遅くして、そこで世を明かした方がいいです。

私は、22時ごろに入店して、翌日の6時ごろに出店しました。

一般的には22時頃から0時になるまでファミリーレストランなどで時間を潰し、閉店の時間になったら退店し、仮眠のためだけに快活に行くという使い方が相応しいですね。

要するに、ナイト8時間パックを使おうとすると夜は遅く、朝は早くという利用の仕方になりがちなものです。

私は大学生ということもあり、学割も併用したら2,000円以下に宿代を収めることができ、よりお金を使いたい部分、私で言えば交通費によりお金を投じることができました。

交通費でなくとも、美味しいご飯や有意義な体験、将来への貯蓄とより自己投資と感じるものへお金を使うことができます。

なんば御堂筋店利用体験記

快活CLUBは、いろいろな店舗のタイプがありますが、都会の店舗だと、駅前の利用しやすい場所に出店しているケースがよくあります。

一部田舎の店舗では、最寄りの駅から2kmほど歩くことを覚悟しなければいけない位置にあるかもしれません。田舎の場合は車でのアクセスを想定しているため、国道や大通り沿いの出店が多いということで甘んじて受け入れましょう。

今回のなんば御堂筋店は、大阪メトロや南海・近鉄・阪神のなんば駅の地下街からほぼ直結と言ってもいい位置にありました。ただし、建物は直結ですが快活CLUBのエレベーター・出口へ出るのに少し外に出る必要があります。とはいえ同じ建物なので、数秒の小雨ダッシュさえ耐えれば大丈夫な位置にあります。

受付の4階までいき、入店作業を行いましょう。

ブース概観

今回は、ブースと呼ばれる部屋を利用します。すぐ近くにあるなんば千日前店は鍵付き個室しかない店舗でしたが、そちらは高いので安い方のブースを利用しました。

部屋の全景はこんな感じ。畳一畳かそこらの部屋ですね。運良く角部屋を引き当てることができました。左側が壁です。

地面は黒い人工皮革のマット。硬くはないですが、柔らかくもないです。とても硬い枕と毛布(セルフサービスで追加可能)があり、滞在中はここに寝転んで生活します。

目の前にはパソコンとキーボード。そりゃネットカフェなんですからあって当たり前なわけですが、寝るにしては眩しいものです。電源を落とすのも憚られるということで、寝る時にはネットで真っ黒い画面を検索してそれを表示させることで対処していました。

快活なんば御堂筋店(筆者利用時)のインターネットの速度は、310Mbpsと高速である。

自前のPCを持ち込んでいたので、このパソコンは経過時間の確認以外に使うことはありませんでした。Wi-Fiのパスワードが入店時にもらった紙っぺらに書かれているので、自前のPCやiPadでも快活のWi-Fiに接続してインターネットを楽しむことができます。

速度は310Mbpsと、一秒以下の違いが大きな差を生むが争われるFPSゲームなどでも絶対に遅延が出なさそうなほど高速でした。まあ大阪のなんばという立地が功を奏している可能性もありますが、快活のWi-Fiは総じてこんな感じでしょう。

この部屋は靴を脱いで使うスタイルですが、基本的に館内ではスリッパと靴べらが置いてあり、トイレやシャワーに行く時もリラックスして移動することができます。

今回の部屋はフラットと呼ばれる様式のブースでしたが、同店にはリクライニング式の椅子が置いてあるブース席、マッサージシート、仕切りがないけど安い飲み放題カフェ席、鍵付き完全個室があります。非常にバリエーション豊かで、いろいろ体験してみたいですね。

シャワー、コインランドリー

快活の一部の店舗では、シャワーが使えます。なんば御堂筋店には、男性用シャワーが4室、女性用シャワーが3室あります。この店舗に関しては無料です。

シャンプーとソープは置いてありましたが、全員共用で、浴室乾燥もないようなので、もしかしたら汚いかもしれません。定期的に清掃はされていると思いますが、あまり汚さないように気をつける必要があります。15分を目安に利用してくださいとのことでした。

有料のコインランドリーは洗濯機と乾燥機が一セット置いてありましたが、使用中でした。

ドリンクバー・ソフトクリーム

快活といえばドリンクですよね。ネットカフェというくらいですから、飲み物の提供はされています。ドリンクバーからコーラやコーヒー、ジュースなど無料で飲み放題となっております。

有料ですが、頼めば美味しいラーメンや朝食メニューなど、食べ物やアルコールの提供もあります。

そして快活といえばこれですよね。ソフトクリーム。最近ではどんどん規模を縮小していってるようですが、この店舗はありました。

コーンの提供はないのですが、代わりにジュース用のコップとマドラーを使って食べました。

深夜に食べる糖質たっぷりスイーツの背徳感はたまりませんよね。入店したら一度は食べておきたいメニューです。

居心地について

今回、私はシャワーを浴びて、アイスを食べてなどとしていたらなんだかんだ2時間経過しており、結局寝たのですが、あまり寝つけませんでしたね。短い時間で起きたり寝たりを繰り返していました。

まず割と硬い地面と枕により肩などが痛むし、次に音が筒抜けで、咳とか雑音が激しいし深夜のめちゃくちゃ遅い時間に外国人がくっちゃべっておりました。こうした要因により睡眠どころじゃなかったので、耳栓なしで寝るにはつらいかっていう感じですね。鍵付き個室だとまた違うんでしょうけど。

快活は本来寝る場所じゃなくて漫画喫茶なんですよ、値段が魅力的なのはそうですがあそこで寝ようとする人間は皮肉にもよく訓練されてるなあ思いますね。

そして料金節約のために絶対に6時までに店を出なきゃいけないので、半寝状態をキープするためにYouTubeの長めのスーツさんの2、3時間くらいある動画をすごいちっさい音量で流しながら寝ていました。結局、寝れなくて合計2〜3時間くらいしか寝れませんでしたね。

残りの時間は結局マイクラで遊んでいたので眠いです。なんだか寝たのか寝てないのか微妙な時間が多い感じです。半分徹夜みたいな感じでしたね。

しかも人様をおこしてしまうかと心配しちゃって目覚ましはかけませんでした。バイブモードにすれば結構起きれると思います。

ベット自体はマットレスですから、まあ野宿よりはマシですよ。冷房対策でブランケットをかぶっておきましょう。

利用を終了するときにはセルフレジを使って精算を行います。値段は学割が効いてなんと1928円。とてもお財布にありがたかったです。

快活に宿泊する日の飯調達事情「マクド」

快活CLUBでナイト8時間パックを用いて宿泊を行う際は、極力すべての時間を睡眠に費やした方がいいため、飯、シャワー、PC作業などはやってもいいしむしろそのためにあるのですが、ナイト8時間の場合はそんなことよりも睡眠です。

今回も、朝6時に出発したということで私は朝食がまだありません。

誰もいない難波の下町は匂いがキツかったです。朝ごはんはマクドです。ちなみに私は関東の人ですが、マクドって言っちゃう派です。店の外にゴミが山積みになっていましたが、この店24時間営業らしいですよ。24時間営業なんて、昔は割といろんなとこでやってたらしいですが、今は珍しくなっています。まあ人口が多いところだから需要があるんでしょう。夜中まで仕事をしている人とか本当に大変でしょうね。

24時間営業のマクドナルドは、それこそ快活の飲み放題シートみたいな使い方をしてもいいかもしれませんが、においがきついため、快適性で言えば快活の方がまだ上手となっております。マックで夜を明かすくらいなら快活を使いましょう。

朝時間帯は朝マックしか売ってない、照り焼きマフィン、アイスキャラメルラテ、サラダを頼みました。

なぜかサラダ用のフォークがなく、サラダの食べ方がわからなくて、手で食ったらドレッシングが手についちゃうと思いながら食べていました。どうやって食べるのが正解だったんでしょうか。

このように、9時間パックとナイト8時間パックの料金の1時間分の差分(1000円ほど)を使って、このように時間とお金を有効活用することができます。ただし、十分な睡眠を犠牲にして。

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