函館市を出発して30分を過ぎたくらい。こんなところに、新幹線の駅があります。
新函館北斗駅の歴史
もともとこの駅は渡島大野駅と呼ばれており、旧大野町(現北斗市)の一応中心的な駅ではありましたが、無人駅でした。2016年に北海道新幹線がこの駅に停車することが決定し、この駅は函館へのアクセス駅・地名の北斗市にちなみ、新函館北斗駅と名を改められることとなりました。
しかし、はこだてライナーも毎時一本以上、全ての新幹線に接続しています。新幹線は1時間から2時間に一本と、このような有様です。そのほかに普通列車や特急列車も、最低でも上下1時間に一本以上出ております。こんなに本数が少ない新幹線の主要停車駅なんてあったでしょうか。新庄駅と肩を並べるくらいです。
新函館北斗駅・駅周辺(南口)
駅周辺はこんな感じ。駅の周りには、レンタカー店や数える程の建物しかありません。いかにも、ここには何もないから、レンタカーで街から出て行ってくださいと暗示しているかのようです。
そして新函館北斗唯一の商業施設、新函館北斗駅ビルです。2017年に建てられ、ホテル「ラジェントプラザ函館北斗」や物産販売所の「ほっくる」があります。一応こういう建物も存在はしているようですね。この田舎の中の都会っぷりをなんと表現したらいいか、マイクラで自然が豊かなところに、都会感余りある駅舎だけが建っているみたいなものです。
地図データ:©2019 Google
航空写真で見るとこんな感じ。あたりには建物しか広がっていません。
新函館北斗駅改札外
駅構外はこんな感じ。意外と近代的な建物ですね。
この日は、函館ステーションライブと題して、演奏会が行われるようです。こう言う休みの日は、盛り上がるみたいですね。
北斗市観光案内所です。北斗市や函館市、道南のあたりの情報はカバーしております。
1階には、名前繋がりで、北斗の拳のケンシロウの像があります。「お前はもう死んでいる」の台詞で有名ですね。
新函館北斗駅構内
さて、新函館北斗駅の中に入って、電車を撮影しに行きます。
新幹線ホーム
北海道新幹線です。本当はこの新幹線E5系(H5系)に乗って行ってみたかったのですが、それは叶いませんでした。
13番線ホーム(仮)です。このホームは、通過することができ、早く札幌まで結ぶための線路です。4時間未満で結ぶために通過する前提でこのスペースは作られたと思われます。札幌までを早く結ぶためには必要不可欠ですが、個人的には残念です。新函館北斗を通過するのが当たり前になる時代が来ることを恐れています。
新幹線・在来線連絡
このようにモニターを用いて案内するところもあります。このような表示があるということで、観光客にはありがたい設備ですね。
新幹線乗り換え改札です。函館からやってきたら、北海道新幹線が発車していく11番線にそのまま平面で入ることができます。
在来線ホーム
ホームに26の目印を立てて、お客様案内に使用しています。仮面ライダーWの「AtoZ 運命のガイアメモリ」みたいなイメージですね。
1、2番線ホームでは各アルファベットの動物が描かれていますが、反対側の3、4番線ホーム(函館方面)には、各アルファベットの植物が描かれています。
はこだてライナーは、新幹線に接続するような時間に来ています。
また、普通列車や新幹線もそのような印象を受けました。
新幹線の駅なのに、在来線ホームから見渡す限りの畑が見えてしまっています。これを見てしまうと、誰もが新函館北斗は栄えていないと思うでしょう。現在はただの接続駅。新函館北斗、これからどうなっていくのでしょうか。
ちなみに、北海道新幹線は、令和12年(2031)に新函館北斗から札幌まで延伸されるようです。
連載記事の紹介
この記事は、令和記念北海道周遊旅行シリーズの連載記事です。ぜひ他の記事もご覧ください。第一回に、全ての記事へのサイトマップがあります。
コメント