
今回はまとまりがない記録です。
端的に言うと、私はこの度iPhone 16 Proを手に入れました。ただし、そのせいで、経済的に苦しくなったという話をしましょう。
iPhone 16 Proを買い換えた理由

私は、万博に2回行きました(詳細はこの写真で勘弁してください。また何かの機会に取り上げるかもしれません)。2回目の万博の帰りに御堂筋線の車内で帰りの新幹線のチケットを取ったんですよ。すると何が起こるか。SMS認証コードが届かないんですね。なぜか。
私は、最近は回線に楽天×povoを使っており、 旅行中はpovoを主に使います。ただし、povoの回線を使っているときには、電話契約してる回線(楽天モバイル)にSMSコード届かないのです。内部的には別の携帯番号があるからです。SMS認証を届かせるためには、回線を切り替える必要があり、その作業がおっくうでした。
SMS認証を届かせるのを実現するためには、デュアルeSIMが必要で、これにはiPhone 13 Pro以上が必要となることを知りました。
また、私は最近ではモバイルバッテリーを持たずに出かけることがあるんですが、平日では出退勤と休憩の3~4時間前後しかiPhone 12 Proを触っていないのに、ほとんどの確率で、充電が10%台、時には5%以下になっていたり、休日も外出したあと帰りの電車の中でバッテリーがなくなって画面がつかなくなったりするので、いつか買い替えなければと感じておりました。
そして、大阪メトロの車内で携帯を操作しているとき、ついにこの不便を感じたときに私の買い替え欲の閾値を越えてしまったんですね。
それに、新しいiPhoneを買うときは、購入に際して、高校生のころから使っていたiPhone XRとIntel MacBook Proの処分をしようと思っていました。
これらの端末では私はiPhone向けのアプリ開発を行い、複数のApple ID管理に追われ、大学に入ってからも授業やプログラミングなどで活躍し、卒論もこのパソコンで執筆しました。そんな思い出の端末ですが、社会人ともなるとすっかり減価償却もできて半分眠った状態に。SurfaceとiPhone 12 Pro、さらに16 Proにバトンタッチされてその運用も板についたころ。売却のお時間です。
そこで、最寄りのApple Store 川崎に行き、売却と新iPhone購入に踏み切りました。オンラインでやらなかった理由としては、オンラインの対応は品質が悪いらしいという先入観、またほかの用事も兼ねてのことです。
ショッピングセッション
結論から言うと、私はiPhone 16 Proの128GBとその保護ガラスを手に入れました。Apple Careも入れて、iPhone XRとIntel MacBook Proを売っているので、計算が訳わからない状態になっていますが、iPhoneの本体価格としては15万9800円、上記付属品・保険ー売却額まとめて私が実際に支払った額としては17万6400円です。Apple Careは3万円強するので、旧端末の売却額(2万強)で全然賄えなかったですが、256GBの販売価格(17万4800円)くらいにはなっています。
なぜ128GBにしたかというと、Apple Storeに在庫がなかったからです。やはり17 Proを入れるための準備でしょうか。
あれ、前の12 Proのときは256GBにしたじゃないかという方へ。私はiCloud 200GBを契約しているんですよね。これが月々400円程度の出費で、Windowsからも写真リソースに手軽にアクセスできるということで、大変重宝しております。ここに写真や動画のデータを退避させているので、本体容量が128GBにダウングレードしても大丈夫なんです。写真や動画も頑張ってその中でやりくりしてます。いまのところソシャゲなども頻繁にしませんし、データ引き継ぎも手動で行いますしね。
なお今回購入した本体色は事情により非公開とさせていただきますが、もしかしたら何かの手違いでばれるかもしれません。側面のチタニウムカラーからもバレるリスクがありますからね。
私はある夏の休日にApple Store 川崎に、特にアポなしで行きました。日によって異なるのかもしれませんが、最近は予約制ではなくなっているみたいでした。ただ、店内非常ににぎわっています。
店員さんに話しかけ、この機種が欲しいです、Apple Trade In用の売り物もありますと概要を話すと、在庫状況を確認の上、端末が見つかれば、別の人に変わって、売る端末の初期化、フロントガラス張り、支払いを行います。

売りに出すデバイスを並べて、初期化作業がスムーズにいかなくて手こずっていると、新しいデバイスが店の奥から調達されました。お店に在庫があれば、30分から1時間程度で買い物をすることができます。

そして、面白かったのが、保護ガラス貼付代行です。私は、Belkinのフロントガラスを購入しましたが、器具の中にiPhoneを入れてきれいに貼り付けてもらえるサービスがあるんですね。これはApple StoreでBelkinのガラスを買った人なら無償でやってもらえて、フロントガラスの貼付サービスにかかる保証もあるらしいです。ただし、これをやる場合は一度箱を開封するので、箱を持ち帰るときに箱が崩れてしまうことに注意が必要。ただ、お気持ち程度に白いビニール(写真上、iPhoneの箱の上にある)を張り戻していたということで、Apple製品で感動してもらいたいという気概を感じるシーンがありました。
最後に代金を支払います。Apple Payが使えるのが楽ですよね。私の銀行残高には余裕があったので、クレジットカード一括でタッチ決済しました。
顧客対応としては、割とよかったかなと思いますね。私は普通にiPhoneを手に入れる場合は公式サイトからがいいかなと思いますが、込み入った内容の相談をする場合や、Apple製品について右も左も分からないとき、さらにはApple Vision Proを購入される際には購入手順が多いですから、対面で購入することをおすすめします。そもそもオンラインだったら256を買って余計に高くなってましたし、アドバイスをもらえながら買い物ができて、私の「初めて補正」があるかもしれませんが、まあいい体験だったなと思います。
ケースはApple純正ではなく、ヨドバシポイントを使って(980円のところ)無料で手に入れたケースを使っております。iPhone 16 Proから追加されたカメラコントロールとの相性はかなり悪いですが、安物なのでいいでしょう。
iPhone 12 Pro→16 Proの進化点で、気になっているところ
私の認識をまとめるために、iPhone 12 Proから16 Proで何が進化したかについて書き留めておきました。プルダウンを押すと下に出てくるので、気を付けてください。また、無印シリーズは扱ってません。
- 重さと寸法
- 187g(12 Pro)→199g(16 Pro)
- (13~15 Proは200g以上だった)
- サイズも若干大きくなっており、液晶の大きさも6.1inchから6.3inchに拡大。
- 187g(12 Pro)→199g(16 Pro)
- 本体機能
- ステンレスボディ→チタニウムボディ(15 Proから)
- 液晶
- リフレッシュレート60Hz→1~120Hzの可変リフレッシュレート
- いわゆる「LTPOディスプレイ」(14 Proから)
- (120HzディスプレイはiPhone 13 Proから)
- 常時表示ディスプレイ(14 Proから)
- Dynamic Island(14 Proから)
- リフレッシュレート60Hz→1~120Hzの可変リフレッシュレート
- 着信・消音(マナーモード)のオンオフスイッチ→アクションボタン(15 Proから)
- カメラコントロール(16 Proから)
- Lightning→USB-C, USB 3(最大10Gb/s)に対応(15 Proから)
- バッテリー関連
- ビデオ再生最大17時間→27時間
- 先述のLTPOディスプレイによる恩恵
- 通信機能
- デュアルeSIM対応(13 Proから)
- Wi-Fi 7対応(iPhone 16 Proから)
- カメラ機能
- 単純にカメラの物理的な大きさが面積比2倍ちょいくらい違う
- 通常レンズ
- 12MP→通常撮影で24MPがデフォルト(12MPも選択可能、15 Proから)
- 48MP写真対応(48MPは14Proから)
- Fusion:2倍までの光学ズーム(16 Proから)
- センサークロップ。内部的に48MPをクロップしている
- 焦点距離24mm(1倍), 28mm(1.2倍), 35mm(1.5倍)選択
- 超広角レンズ
- マクロ撮影(接写)
- 48MP写真対応(16 Proから)
- 望遠レンズ
- 倍率:2倍(12 Pro)→5倍(16 Pro)(13~14 Proは3倍だった)
- 3軸望遠手振れ補正(15 Proから)
- ProRes、シネマティックモード(どちらも13 Proから)
- それぞれ、中間コーデック、動画や写真のポートレート系機能
- アクションモード(14 Proから)
- ビデオの手振れ補正。内部的に4Kをクロップしてるので2.8K以下しか無理
- 空間写真、空間ビデオ、空間オーディオ(15 Proから)
- オーディオミックス:動画内の音声編集
- Vision ProやMeta Quest 3などで再生できる3D感ある没入感あるビデオ・写真
- QuickTakeビデオ(写真ボタン長押しで撮影:元からある)
- 4K 60fpsまで対応可能(16 Proから)なので1080p 60fpsに設定しよう
- 衝突事故検出(iPhone 14 Proから。緊急通報機能は前からある)
- Apple Intelligenceが使える(iPhone 15 Proから)
この中で特に注目しているのはプルダウン内の太字で示している通りですけど、やっぱり最近のiPhoneの進化と言ったらカメラ回りですよ。
カメラ機能に関しては、私は望遠レンズをよく使うのでその進化著しく、5倍になったのはいいことですよね(ただ、これ以上倍率が向上しても使いこなせる気はしませんが)。さらにアクションモード、2倍までの光学ズームも、今までだったらよくぶれたり下手にデジタルズームがかかっているのが嫌だったりしますし、ズームそのものもカメラコントロールでやりやすくなりました。そして、今までより早くカメラアプリを立ち上げて大事なシーンを逃さないようにする機能も優れています。このような機能を注目していますが、それ以外のカメラ機能は私においては利用ケースが限られているので、まあおいおい試していこうというところですかね。
アクションボタンは、私はカメラアプリに割り当てました。安物のケースに入れると、アクションボタンもカメラコントロールもどちらも操作性が悪いですが、少なくとも今年中はケースを買い替えない予定ですから、暫く使ってみて、使い方を模索したり、割り当て先を変えたりするかもしれません。
それ以外にも、常時表示や空間ビデオあたりは機能としては面白いと思いますが、諸々の都合(バッテリー、、シチュエーションがない)あって積極的に使う気分になれません。Apple Intelligenceは、ChatGPTを搭載したことによってSiriの使い心地が変わるので、まあ今後の運用次第ですね。
また、ここには書いていませんが、私は2回ほど画面を割って、液晶を交換するように非正規改造してもらいました。おそらく私のバッテリー持ちが低いのはこの燃費の悪い液晶も原因です。

iPhone 16 Proの全体的な印象としては、一回り大きくなった印象はありますが、例えばメモアプリでは文字サイズが体感若干大きくなったくらいで、特に変わったところはないように見えますが、あまり使い勝手に大きな影響はないです。
両社とも本体が少々熱くなるとはいえ、画質やバッテリー持ちも改善して、使い心地も若干ですが向上することを期待しています。特にバッテリー持ちに関しては使い心地に直結しますからね。
あとはダイナミックアイランドもApple Payで支払った時など、全画面で隠れなくて便利なUIになってくれたと思います。
そりゃあ、赤字ですよ
私は、iPhone 16 Proの品質に可も不可もなく概ね満足していますが、とはいえ私はカメラ機能・バッテリー・デュアルeSIM以外では買い換える理由が見当たらなかったのですし、私にとって相当な出費だったのは、少し気が早まったなと後悔しているところではあります。
何が悪かったかというと、大規模な旅行とiPhone購入をを近い時期に行うことで、日々の出費が月収を大幅に上回ることですよね。駆け出しの社会人で、少なくともiPhoneを買うのに躊躇しないほどには給料も芳しくない状況にあるわけですよね(そりゃあ金持ちだって躊躇と熟慮を重ねるんでしょうが…)。いくら貯金できているからと言って、このような出費は無茶としか言えません。
そして、デュアルeSIMでもって、旅行を便利にするために買ったiPhoneのせいで、時間とお金がひっ迫されて、旅行ができなくなっちゃったこの状況。最高に皮肉じゃないですか。手段の目的化感が否めませんが、日常使いにも便利な一品ですから、大事に大事に使っていきたいです。
かくして私はデュアルeSIMに誘発されましたが、皆さんはぜひこのような衝動的な買い物をしないでほしいものです。
まあいつか必要になる出費だったのでいいんですが、さすがに万博を2回行ったのほぼ直後にそれをやるとはね…万博行くのにも1回あたり3~4万円くらい持ってかれるんですよ。しかも万博会場内の物価は高いですから(アメリカ等ほどではないにしろ)たいそうな出費なわけです。大赤字必至。私は少なくとも年末まではおとなしくしておく必要がありそうですね。
そういうわけで、まずは帰省旅行をあきらめることにしました。新幹線代はもう負担できません。万博旅行で結構新幹線は乗っていますから。私は帰省も旅行のうちだと思っていて、帰省先に行っても、今夏は旅行体験が見込めませんからね。他の家族は帰省するので、私はWeb会議でつながろうと思います。ICTってありがたいですね。
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