僕免許ないから、車でしか行けない場所に観光をさせてください【2025新年愛媛 #1】

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四国への玄関口の一つ、来島海峡大橋

私は、正月に家族を松山に連れ回すことに成功しました。連れ回すと言っても、平和的な観光が成功裡に終わったわけですが、四国に上陸する前に少し、この旅を始めるまでの経緯をお話しします。

私は「神奈川」に愛されていますが、私たちの家族は神奈川に帰依する心はないように見えます。私の母は例の如く旧本籍地、そして私の出生地である東部芸予諸島下某島を訪れて一家揃い踏みで優雅にお正月を過ごしたい欲望に応えるという責務をまた負う時がやってきました。

また、それに加え横浜からはるばる行くのに、毎回同じ行程だと飽きがくるということで、私が松山への家族旅行を申し込むついでとして帰省が実現しました(という体にして私を納得させました)。当然本題は帰省以外の何者でもなく松山家族旅行はおまけに過ぎないのが主流の見解になりますが、私としては「まだ僕の知らないところに観光に行く」という単調な帰省という移動そのものを無駄にしない大義名分が欲しいものです。

ちなみに、2023年10月からエクスプレス予約またはスマートEXで1年後の列車を申し込むできるようになりました。2024〜2025年の正月は、東海道新幹線史上初の1年後の予約ができる正月シーズンです。正直この仕組みを知った時は内心僅かに「正直こんな早くから予約する奴なんかいるのかよ」と思っていましたが、今や使わないと移動する権利すらないと言った悲惨な状況を呈しております。戦争は10時打ちの前に終わっていたのです。

なんと、まさに「乗らないと悶絶するから取れ」というその新幹線は、11月半ばの時点で売り切れが迫っていたので、私の端末でスマートEXで申し込むという荒技に出ることとなりました。盆の切符ではこんなに早くには取りませんでしたよ。

ついに我が家もスマートEXデビューです。スマートEXは特定都区市内制度が使えないためにマルス券ではなくJR東海様の思惑通りお手持ちのSuicaで乗車させられます。これがニュースタンダードという奴ですか。

なお、宿泊する場所は新幹線の駅からすぐじゃないのでEXダイナミックパックは効きませんでした。

いやあ、新幹線、正月の方がお盆より混んでいるんですね。人間舐めてました。

そうして、新年松山旅行もとい帰省旅行が叶うことになり、車でしか行けない観光地を訪れることができるようになったわけです。本当にありがとうございます。

今回の旅行の狙い

今回は、今治・松山を1泊2日で回り、福山に帰る予定になっています。特に、今回は今治の訪問は最小限とし、今まで行けそうなのに行けなかった愛媛県の県都、松山を楽しませる予定です。また、私がこの旅を家族に要望した責任があるからこそ「平和的な連れ回し」を目指して正月の混雑にも耐える無理のない余裕の多い工程を目指します。さもないとお前が運転せいと言われますからね。

今回は、来島サービスエリアと今治タオル美術館について扱ってみようと思います。

来島サービスエリア

来島海峡サービスエリア

四国に入ってすぐ、4キロもある長い来島大橋を渡った先のSAで休憩しました。

2階や撮影スポットがあったりしますが、トイレや自販機しかないPAもある本四高速の中ではかなり大きな規模を誇ります。橋を撮れる写真撮影スポットもたくさん。

ここでは、まず昼食を食べます。入店したのが11時15分頃と早かったですが、混む前にすぐ入店できてよかったです。

ここで私が食べたのは、伊予路みそラーメン。本当は鯛めしまたは海鮮を食べる予定でしたが、海鮮は高いので、こちらの方が訪れやすくてリーズナブルだろうと。まあ一食1300円くらいしましたが、最近の値段でチャーシュー丼付きと考えたら安い方です。瀬戸内のほたてや魚介出汁を感じる味噌ラーメンで、味わい深かったです。鯛めしは晩ごはんのホテルのバイキングにありました。

例の蛇口

ほかにも、SA内にはみかんジュースの蛇口があったり、瀬戸内レモンと塩を使ったフロマージュサンドクッキーなどが売られるお土産屋があったり、しまなみのハブ感全開ですが、ここはもう四国本土。上陸してしまったからには、四国本土の目的地に行ってみることにしましょう。

タオル美術館

今治市と西条市の間に、欧風な建物があります。タオル美術館ICHIHIROです。

と言ってもここは、今治といえど今治市街からは少し外れた旧朝倉町にあります。峠を越えた先も壬生川を擁する旧東予市のエリア。観光地化されているのにも関わらず交通がないのはそれもそのはず、タオル美術館は現在の一広株式会社が建てたもの。かつて一広のタオルの品質偽証問題を受け、2016年に今治タオル工業組合からの脱退を余儀なくされたものの、一広ブランドの集客力で今までここまで持ち堪えてきたようであります。まさかタオル美術館への公共交通が遮断されているのも一広への今治市の報復でしょうか。知らんけど(多分元からアクセスが悪いだけ)。

なおアクセスはバスすらなく完全に「車で来い」の世界です。レンタカーがなかったら終わってました。

今治タオルの歴史の解説はここではしないことにしますが、一広ブランドは今治産ではなく中国製やベトナム製のものも多かったりします。そのドメイン知識がないと後でがっかりすることになりますが、それを理解した上で、また地理条件について了承した上で訪れるんならいいんじゃないんですかね。

タオル美術館ICHIHIROから眺める旧朝倉町域

実は崖の上に経っており、4階が地上となる部分もあります。

有料ギャラリーは、4階から始まります。まずはタオルの製造工程の展示。どのように綿から糸を取り出し、タオルを織っていくかを示すために、ゴツい機械が何台にも渡って置いてあります。

チーズ巻き糸の壁が装飾としてあります。五階にも巻き糸が壁や床にあったりするので、非常にカラフルな見栄えとなっています。

織機が爆音で稼働しています。うるさすぎて会話不可。ここで模様を作り出します。

五階にあがると、さらに有料常設展のエリアが続きます。まずはムーミンがお出迎え。物語の中身を知らなくても、これはこれで一塊の美術品として見る価値があります。

糸巻きのお家や、キャシー中島さんが作られたパッチワークの展示もあります。

2024〜2025年の特別展・ピーターラビット。みかんのぬいぐるみなどが特徴的なところ。これ以上の紹介は…いつも元ネタを履修せずに聖地巡礼してることが多い私ですが、ここは一旦深掘りせずに辞めておきます。

有料展示は軽くこんなところですかね。あとはご自分でご覧になってください。

売店やレストランも併設されており、私もタオル一枚を買ってみましたが、一広ブランドで、あの今治タオルにありがちのかっこいいエンブレムはありません。実際にこのタオルも今治タオルにありがちの超フワフワ感は感じないと言って差し支えないでしょう。

一応3階に今治タオルの売り場はありましたが、買ったこのタオル含めほぼ全てが一広ブランド。品質を求めるなら今治タオルブランド、色やキャラクターコラボ等の見栄えを気にするなら一広ブランドにするといいんじゃないんでしょうか。

一広ブランドでは不正を機に今治タオルであることを諦めて、ちょっと変わった基準を設けた加工をしながらそのブランド力を活かし利潤を高くつけて売る商売をするということをやっているように思います。申し訳ないですが初見はぼったくり、景品表示法スレスレをやっている感が否めません。今治タオル自体はタオル美術館よりも今治タオル本店なんかで買えるようなので、また電車で訪れた時に買えたらいいなと思います。

社としてもまあ赤字にならなければなんでもいいということでしょうか。まあ私たちの旅行も離縁・離婚にならなければなんでもいいみたいなところもあったりします()。一広と変わりませんね。

ここからは、伊予小松経由で松山へ向かいました。

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