ようやく帰国!寝不足でピーチの深夜便を使うとこうなる【2024夏台湾#11 TPE→NRT】

交通・乗り物旅行飛行機

いま、ふたたびの桃園空港へ。どうも、Bundrailです。

前日というのか前々日というのかわかりませんが、ピーチ便の予定を間違えたので1日前の便を急遽予約して乗ろうとしましたが、奇跡的に大遅延してくれて払い戻しができ、ドタバタしながらも何とか人生初の台湾旅行の延長戦を乗り切れました。詳しくは#9をご参照ください。

深夜の飛行機で東京に帰ろうとしたら日付を間違えた!リカバリーが利かなくてまさかの展開…!?【2024夏台湾#9 TPE】
まさか、こんなことになるなんて… なぜ予約を間違えたのか? 冒頭に時刻変更の画像があります。私はこの「改時」、もとい運休による影響を大いに受けましたが、本来はこの便ではなく、別の航空会社の便を予約していました。経緯が複雑なので、順を追ってお...

そのジェットスター便は相も変わらず実質運休かつ1日遅れという扱いになっております。そしてその横にある、MM620成田行きこそが今回の私の搭乗便となっております。日付は間違っておりません。今日というか明日、日付にすると9月3日が運行日となります。

午前中の出発時刻は全て日付が変わった後の9月3日の運行でありますが、ジェットスター便だけは9月2日、1日前からの遅れの便であります。こういう日付が変わるタイミングの航空便って説明が難しいですね。

深夜便の有効な活用法について

LCCであるピーチ航空は、国内線にも関わらずいろいろなところに飛行機を飛ばしてくれています。中には、昼間のみならず早朝、深夜といった普通のJALなどがあまり飛ばないような時間でも、空港が24時間の離発着に対応していれば飛ぶものです。桃園空港も成田空港も24時間営業の空港です。

チェックインは23時45分なので、桃園空港のチェックインが始まるまでしばし待機ということになりました。

私は空港に21時過ぎに到着しましたが、この時間に空いている飲食店というのは限られて来ています。頑張れば食べられなくもないのですが、どこも行列していたり厳しいものがありそうです。私は空港に何かあるだろうと思って飯を食べてきませんでした。

困った時のセブンイレブン。ターミナル1では、このコンビニが地下一階1階到着ターミナルの制限エリア外で24時間営業しているので、そこで食料物資を購入されるのがよろしいと思います。なお、出発ターミナルや桃園MRT乗り場から結構遠いので、気をつけてください。

飲み物は自販機で賄えますが、食べ物は基本的にさこにしかありません。流石に深夜1時に制限エリア内では何も売ってないと思われますので、ここで色々買っておきましょう。

私はサンドイッチを買って腹拵えをしておき、保安検査に備えて全て食べてゴミ箱へ捨てておきました。全部日本で買えるかと思いきや、pH9.0の水は我が国では見慣れないものがあります。中身はミネラルウォーターで、日本でいうところのサントリーの天然水とかいろはすといったところでしょうか。

ついに制限エリア内へ!この瞬間を待ち望んでいた

12番カウンターに大量の行列が。どうやらピーチの成田・中部国際行きとセブパシフィックのマニラ行きの3便が全部同時にチェックイン開始するということで、大量の行列が並んでいました。負けじと並びます。そしてその混雑状況を鑑みて、23時15分より改札が開始されました。本来より30分くらい早いです。

並びこそしましたが、チェックインゲート出国審査の時に荷物を預けることができなくて苦労しました。本来ピーチ便ではスーツケースを貨物として飛行機に預ける際には別途予約の手順が必要らしいのですが、私は昨日からのゴタゴタと無知によりそれを忘れており、カウンターへ走っていってお金を追加で払う手続きをする羽目となりました。これは勉強として反省したいと思います。

他方、保安検査と出国審査はスムーズで、顔認証もパスポートも、特に難しいことはありませんでした。

この飛行機は、日によって変わるかもしれませんが、本日A7番乗り場から発車します。空港はかなり広く、アルファベットを跨ぐ移動は大変なことになりますので余裕を持って移動しましょう。

桃園空港第1ターミナル4階部。部屋の右側がラウンジ。

乗り場に行く前に、搭乗開始まで後1時間半ありますから、少し何もやっていないながらも唯一やっているラウンジをを見学することにしました。4階には、機場體驗區という無料で使えるラウンジがありました。第1ターミナルのラウンジはこことプラザプレミアム以外は勿論閉店。なおこのラウンジにはシャワーを浴びることができるコーナーがあるのですが、大行列でしたね。やはり風呂無しが確定。

物理的な出国ゲートと、夢の中の異世界転生ポータル

ということでやって参りました、搭乗口前の待合スペース。かなりガラガラでした。足早に今日の乗り場へ向かいました。午前0時、飛行まで後2時間あるので、まだ来ている人が少なくて空いています。自販機やミニ充電コーナーもあります。

私が来た午前0時前にはA7乗り場には中華航空の飛行機が停まっていましたが、引き揚げ、別の飛行機が入ってこようとしています。

来た、ピーチの飛行機だ、ここで待機していれば大丈夫だ…


寝入りそうなところを耐えてなんとか…起こされたようです。このあたりの出来事はあまり記憶が不確かなのですが、おそらく寝ぼけてていて、自分が何をしている・したいかの意識はあるものの、自分がその意識を実行するための行動は無意識に支配されていたようです。

客観的に書いてて、動物ってこんな感じなのかもしれないと感じました。動物は言葉を聞き取れますが話せなく本能のままに鳴くしかできないように、あの時の私も行動を帰巣本能に支配されていたようです。

何かパスポートか何かを落としたように見えます。落としたら命はない、それはごめんだ、急いで拾い、夢の中にいるような心地でタッチされ、駆け込み乗車で転けそうになりながら…いや、本当にこけたのかもしれません…記憶が朦朧とした中で搭乗ゲートへ駆け込み乗車をしたようです。

言われるがままに案内されられまして、機内へ急ぎます。どうやらピーチ便の機内はほぼ満員の状態。座席がどこかわからないと思いつつもなんとか事情を把握してくれ、私は座席に座ることが無事叶ったようでした。

そこから、起こされたからかしばらく起きていたようであり、離発着時に毎回やってるキャビンアテンダントの非常設備の実演の様子を眺められ、そして離陸と同時にまた夢の世界に帰っていかれました。天国への切符はエコノミークラスだったのかもしれません。

※この区間の「れる/られる」は神や無意識が行う自発の文法用法であると解してください。


ここは本当に日本ですか?

次に気がついたら飛行機は海の上を飛んでおり、なんで負ったかわからない傷が左腕にありました。地形を見るに、おそらく和歌山県串本町の潮岬付近の地形ということがわかり、こんな状況においてもリアルジオゲッサーの能力は衰えていないことがわかりました。

そして、窓から見える景色には雲が増えて、どうやら台風10号の残り香となったらしい雲の中につっこんでいます。成田空港の天気は電車が止まる級の大雨。私はこの時飛行機搭乗間際の記憶がないため、日本語表記や右ハンドル・日本ナンバーの車を見ても、本当に日本に来たかを信じることができません。

着陸した客がバスによって運ばれていきます。なお飛行機・タラップと車の間には当然雨除けなんてものはありません。荷物もずぶ濡れとなりました。

そのまま、入国審査を抜けると、見慣れたJRや京成の文字、日本語の民放が流れるブースなどの空間を目の当たりにしました。Visit Japan Webの登録にこそ時間がかかりましたが、言われた通り入国審査をこなしたこの時は何も疑問に思いませんでした。

しかし、入国が完了して振り返るに、改めて以下のような思いが沸々と生じます。私は本当に日本に着けたのでしょうか。いまだ疑問が残るものです。あの夢か現かわからぬうちに、確かに乗車口へ急ぎ運動した感覚と座席を案内されて座った感覚はあり、その辺はなんとか記憶をとどめています。本当に不思議。ここは日本という名前の別の国なんじゃないか、私が創造してしまったパラレルワールドに転生したのでしょうか。

思い返しても、ボーディングで飛行機へ急いでいるときも、タイムマシンに乗るんじゃないかとか、「異世界」へのポータルを通っている感覚がありました。まあ乗っている途中にタイムゾーンが変わるので、その意味ではタイムマシンではありますが。

仕方ありません。私は本当に「異世界に来てしまった」という感覚から逃れられませんでした。私は「パラレルワールドの日本に帰ってきたのだ」と信じようとしました。

なお、私の台湾旅行が始まる前、ちょうど私の部屋の照明が壊れました。信じられないことですが、私は、「新しい世界の」自宅に帰ることができました。旅行に行って帰ってきた後も、その部屋の照明は、依然同じ壊れ方をしています。やはりこの世界は現実なのかもしれませんね。

興奮とトラブルにまみれた5日間は、まるで夢を見ているようでした。その最後に体感してしまった「ワープ」は、自分の身体や服が臭いことや、「ワープ」の前にたくさんのとんでもない苦難や失敗を経験してきたことを忘れさせるほどでした。

夢のよう、という出来事は、だいたい現実で経験したりするものです。台湾に行った時のスマホの写真フォルダも消えていませんし、現実に戻れそうなので、次回、旅行の総括と参りたいと思います。

一つ助言をしておくと、深夜便は安くて便利ですが、前の日の睡眠を忘れないようにしましょう。私は忘れたので睡魔からは逃れられませんでした。

連載記事:2024年夏台湾旅行

第1回記事付属のサイトリンク:

海外に行っても価値観なんて変わらない?それでも行くべきところのみに絞ってみよう【2024夏台湾#1】 | 分霊コネクション (bundrail.net) | ※サイトリンクの位置に飛びます

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